クラスター爆弾:イスラエル副首相「使用は誤りだった」

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20070201k0000e030021000c.html


 【カイロ高橋宗男】イスラエルのペレス副首相は31日に放映された中東の衛星テレビ・アルジャジーラのインタビューで、レバノンイスラムシーア派民兵組織ヒズボラとの昨夏の戦闘で、イスラエル軍が大量のクラスター爆弾を使用したことについて「誤りを犯した」との認識を示した。

 ペレス副首相はクラスター爆弾の使用について「端的に言うと、残念ながら我々は誤りを犯した」と認めた上で、「明らかに参謀総長のあずかり知らぬところで行われた」と釈明した。さらに「戦争では多くの間違いが起きる。戦争自体が最大の誤りだ」と強調し、「ヒズボラが不必要な戦争を挑発した」とヒズボラ批判を繰り広げた。

 国連によると、イスラエル軍クラスター爆弾を使用した攻撃は停戦(昨年8月14日)発効前の72時間に集中し、不発弾となって残った子爆弾は100万発近くに及ぶ可能性がある。停戦後も民間人被害が相次いでおり、国際人権団体などは、民間人居住区をも攻撃対象とした「無差別攻撃」だと非難している。

 米政府も29日、イスラエル軍が米国から供与されたクラスター爆弾を「攻撃対象を軍事目標に限る」との合意に反して使用した可能性があるとの報告書を議会に提出した。

 国際世論の高まりを受け、イスラエル政府は戦闘でクラスター爆弾がどのように使用されたか独自の調査を進めている。ペレス副首相が部分的に非を認めた裏には、クラスター爆弾使用を巡る国際的な孤立や制裁論議につながる事態を避けようとの思惑があるとみられる。

毎日新聞 2007年2月1日 10時27分 (最終更新時間 2月1日 13時42分)

イスラエル軍クラスター爆弾を使用した攻撃は停戦(昨年8月14日)発効前の72時間に集中し』前から言われてたことだけどこれひでーよなー。まぁこのhttp://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070130#1170154724続報ですかねぇ。