独検察、CIA職員13人の逮捕状 誤認逮捕、監禁容疑

http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070201/usa070201001.htm


 【ベルリン=黒沢潤】ドイツ検察当局は31日、レバノン系ドイツ人が米中央情報局(CIA)に誤認逮捕された事件で、監禁容疑でCIA職員13人の逮捕状を取ったことを明らかにした。

 このドイツ人は独南部出身の無職ハレード・マスリ氏(43)で、2003年12月、テロ活動に関与したとしてマケドニアでCIA職員に拘束された後、アフガニスタンで過酷な尋問を受けたとされる。しかし、のちに人違いであることが判明、04年5月にアルバニアで釈放された。

 独メディアによれば、13人のうち数人はCIA関連の航空会社に偽名を使って勤務し、現在は米ノース・カロライナなどに住んでいるという。

 逮捕状は米国内では効力を持たないが、13人が欧州連合(EU)域内に入国した場合には、ただちに拘束される。

 マスリ氏は米国で05年12月、CIAに対し損害賠償を求める訴訟を起こしたが、秘密活動の実態が明らかになるとして却下された経緯がある。

 一方、マスリ氏が拘束中、ドイツの諜報機関要員とみられる男性からも尋問を受けたと主張していることが事態を複雑化させている。シュレーダー前政権はイラク戦争に強く反対したことで知られるが、諜報機関を統轄する立場にあった同政権のシュタインマイヤー首相府長官(現外相)が実は裏で米国と協力していた疑いがあるとして非難の矢面に立たされている。

ちょっと古いですが、上の記事も関連してますね。13人ですか。米国はなにか反応したんでしょうか。