「北が濃縮に必要な物資調達」 ウラン型核計画の解明を 米ヒル次官補

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070223-00000027-san-int


2月23日16時11分配信 産経新聞

 【ワシントン=有元隆志】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は22日、ワシントン市内で講演し、北朝鮮が高濃縮ウラン(HEU)による核開発のための物資を海外から調達したとの情報があると指摘。北朝鮮はウラン型の核開発計画の存在を否定しているものの、議論することでは合意しており、今後の協議のなかで解明すべき課題だと強調した。

 ヒル次官補は北朝鮮がドイツからウラン濃縮に必要なアルミニウム管を輸入しようとしただけでなく、実際に他の場所から調達したとの情報があると語った。具体的には言及しなかったが、「(アルミ管は)パキスタンから彼らが調達した遠心分離機とかみ合う」と述べた。

 ドイツ政府は2003年4月にハンブルクで、北朝鮮企業に渡ることになっていた濃縮ウラン製造に必要なアルミ管214本の船積みを阻止している。

 ヒル次官補はウラン型の核開発について「複雑な計画だ。生産のためにはかなりの技術も必要で、彼らが習得したかわからない」と述べ、実際に北朝鮮がウラン型の技術取得に成功したかは不明との認識を示した。そのうえで、今後の協議の中で議論していくと述べた。

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と言うニュースもある中で

■「調査は最終段階」 北朝鮮マカオ資産で米担当者
http://www.asahi.com/international/update/0226/012.html


 マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)で北朝鮮の関連資産が凍結されている問題で、米国のグレーザー財務次官補代理が26日、マカオに入り、マカオ金融当局の担当者らと協議した。グレーザー氏は報道陣に「調査は最終段階に入りつつある」「問題をできるだけ早く解決するつもりだ」と述べた。

 米財務省は約1年前からBDAに担当官を派遣して続けてきた調査を近く完了させる見通し。マカオ当局とともに、不正行為に絡む資金と合法資金を分けた上で、凍結措置の解除手続きに入るとの見方が強まっている。

 6者協議で設立が決まった米朝関係正常化の作業部会は3月5日にニューヨークで始まることが固まっている。北朝鮮がBDA問題への最終的な判断についての説明を米国に求めることは確実。米側には作業部会を前に措置解除の範囲などについて、マカオ側と協議しておく必要があったとみられる。

 BDA問題をめぐっては先の6者協議最終日の13日、米国のヒル首席代表が「30日以内に解決する」と表明していた。

と言うニュースもあるのですな。