「米が安全の保証を」国連委前委員長

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070227-00000035-san-int


 【ニューヨーク=長戸雅子】イラク大量破壊兵器査察を担当したイラク国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)前委員長のハンス・ブリクス氏は26日、イランの核問題に関して「イランは隣国のイラクに米軍が駐留していることを脅威に感じている」と指摘、「イランに安全の保証を与え、関係正常化を可能にするのは米国だ」などと述べた。 

 チェイニー副大統領がイランの核問題について「あらゆる手段を検討している」と発言するなど、米のイラン攻撃の可能性を指摘する報道が相次いでいるなか、米国の動きを牽制(けんせい)した発言といえそうだ。

 ニューヨークで行われた米研究機関主催の「兵器の脅威と国際の安全」をテーマにした会合で記者団に語った。

 ブリクス氏は米国のほか、イラン核問題に関する6カ国会合に参加している英独仏の欧州諸国にも「最初にウラン濃縮活動を停止しろというのではなく、イランとの直接対話をまず行うべきだ」と対話による解決に重点を置くよう提案した。

 さらに、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の共同声明にも言及。米朝が国交正常化に向けた直接対話を始めるとしたことについて「もっと早い時期に(合意)できたはずだ。そうすれば昨年10月の北朝鮮の核実験を防ぐことができた」と合意は遅すぎたとの考えを示した。

しかしこういろんな意見が出始めると、余計そのときが近いのかもと不安になるのは僕だけでしょうか。