液化天然ガス:オーストリアがイラン産輸入に合意

 【ウィーン会川晴之】オーストリアの総合エネルギー企業OMVは21日、イラン産天然ガスを輸入する覚書を国営イラン石油公社と締結した。年間220万トンの液化天然ガス(LNG)を欧州向けに供給するほか、ペルシャ湾岸の大規模ガス田の開発にも資本参加する。イランにとっては、核問題をめぐり昨年12月の国連安全保障理事会で追加制裁決議を受けて以来、初めての大型成約とみられる。

 オーストリア通信によると、契約総額は300億ドル(3兆6000億円)。OMVのイランへの投資は初めてで、欧州企業としては史上最大額のイラン向け投資となる。オーストリア天然ガスの多くをロシア産ガスに依存しており、ロシアに代わるガス供給先を模索していた

 米国は96年制定のイラン・リビア制裁法で、自国企業にイランのエネルギー分野への投資を禁止している。海外企業にも同法を根拠に、大型案件の自粛を要請している。また、欧州連合(EU)も安保理決議を受け、加盟国に制裁対象外品目への投資も自粛するよう求めていただけに、こうした要請の実効性の低さが改めて証明された形だ

毎日新聞 2007年4月23日 20時44分

日欧などにイランとの取引自粛を要請 米国務次官
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070323/1174647021
ってのは知ってましたが、EUでも自粛もとめてたんですね。どっちが正しいかは難しいですが。
しかし追加制裁3月かと思ってましたが、
全会一致へ歩み寄り イラン決議案
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070326/1174916136
昨年12月ですか。もうわからなくなり始めてます。