「イラク・イスラム国」の指導者殺害と、米軍などの作戦で
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200705030028.html
2007.05.03
Web posted at: 19:51 JST
- CNN/REUTERS
バグダッド――イラク内務省高官は3日、テロ黒幕ともされ、イスラム教スンニ派の武装勢力が結集する「イラク・イスラム国」の指導者が首都バグダッドの北部で起きた米軍、イラク軍との戦闘で死亡したと述べた。イスラム国には国際テロ組織アルカイダ系の「イラク・アルカイダ機構」も加わっている。
戦闘の時期には触れなかったが、アブ・オマール・バグダディ指導者の遺体も収容したとしている。駐留米軍の報道官は、同指導者の死亡には触れなかったが、アルカイダ機構の掃討作戦は成功したと述べた。
イラク内務省は先に、「イラク・アルカイダ機構」の指導者、アブ・アユブ・マスリ容疑者が内部対立に絡む戦闘で1日死亡したと発表しているが、駐留米軍は確認出来ないとの立場を維持している。遺体も発見されていないという。
「イラク・イスラム国」は昨年10月、アルカイダ機構のきもいりで発足。最近は首相などの「閣僚名簿」も発表していた。ただ、イスラム教スンニ派武装勢力の間ではここに来て、アルカイダ系による市民への無差別テロなどに他のスンニ派系勢力が反発、内紛も起きていた。
マスリ容疑者に関してはイラク内務省や米軍が過去に負傷や死亡を明らかにしたことがあるが、誤りだったことがその後、判明している。
マスリ容疑者はエジプト出身で、昨年6月に米軍の空爆で死亡したアブムサブ・ザルカウィ容疑者の後継者として、イラク・アルカイダ機構の指導者になっていた。
アブ・オマール・バグダディ指導者については詳しいこと書いてないですね。