東南アジアに北直営レストラン 外資獲得源は歌と踊り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070508-00000029-san-int
【バンコク=岩田智雄】タイやカンボジアなど東南アジアで北朝鮮のレストランが続々と開店、少なくとも8店が営業している。北朝鮮の女性従業員による歌や踊りのショーを目玉にして人気を集めており、北朝鮮の外貨獲得源となっているようだ。
タイでは昨年9月に首都バンコクに北朝鮮レストランの「平壌館」、今年3月には観光地パタヤに「平壌大成館」が相次いでオープンした。
平壌館では、メニューには冷めんや焼き肉、キムチなどおなじみの料理があるほか、女性数人による歌や踊りなども披露されている。
カンボジアでは首都プノンペン、世界遺産のアンコールワットがあるシエムレアプ、港湾都市で保養地のシアヌークビルの3カ所にある。シエムレアプでは、現地の旅行代理店が日本人向けの食事ツアー(15〜25ドル)も運営している。
このほか、ラオスの首都ビエンチャン、ベトナム南部の商業都市ホーチミン、インドネシアの首都ジャカルタでも営業中だ。
韓国紙「朝鮮日報」(電子版)によると、レストランの所有者は東南アジアで貿易業に携わっている北朝鮮の「大成総局」の現地法人とみられる。大成総局は金正日総書記の秘密資金を管理している「労働党39号室」傘下の組織だという。