【中国】“大卒就職難”鮮明に、Q1の人材需給

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070511-00000001-nna-int

 労働・社会保障部はこのほど、全国主要103都市の人材市場における第1四半期(1〜3月)の、人材需給状況をまとめたレポートを発表した。求職者は347万人、求人数は338万5,000人で、求人倍率は0.98。学歴別の求人倍率では大卒が0.95、大専(短大)が0.89と高卒や専門学校卒を下回っており、“就職大氷河期”ともいわれる大卒の受難ぶりが改めて浮き彫りになった。買い手市場はいまだ持続しているといえ、日系企業の採用担当者にとっても一つの指針となりそうだ。

 同レポートは、北京、天津など華北地域10都市、瀋陽、大連など東北地域17都市、上海、無錫、杭州など華東地域24都市、安陽、許昌武漢など中南地域27都市、重慶成都など西南地域13都市、西安、銀川など西北地域12都市の人材市場における1〜3月の動向を分析。学歴や職種、また地域など項目ごとに人材需給状況をまとめた形となっている。

 ■技術者、変わらず強し

 変わらず人材の供給過剰が目立つなか、求人のうち89.6%が採用に際し一定の学歴を要求。内訳では中卒以下が27.1%。高卒(専門学校含む)が38.9%。また高卒を希望する求人のうち54.6%が専門学校卒を希望するなど、専門技術を持つ人材の需要が依然高いことも明らかになっている。大専は16.3%、大学本科卒は6.9%と1けたにとどまった。一方で修士卒以上についての求人は全体の0.3%だったものの、求人数1万1,276人に対し求職者数は9,102人と、唯一の売り手市場となっている。

 求人倍率は中卒以下が1.05、高卒が0.97、大学院卒は1.34。大学進学者の増加により、ここ最近は大卒者の約半数が就職できないままともいわれるなか、求人倍率が中卒、高卒を下回ったことで、大卒者の就職難の実態が改めて数値でも示された形といえそうだ。

 ■外資の求人、24万人に

 求人のうち、企業による求人は328万910人で求人全体の96.9%を占めた。このうち、中国企業による求人は昨年同期比1.8%減の254万693人、香港・台湾・マカオ系企業による求人は0.4%増の17万156人。外資企業による求人は0.9%増の23万7,443人で、全体の7.2%を占めている。

 産業別の求人は第1次産業が8万6,680人、第2次産業が117万4,092人、第3次産業が212万4,249人。比率は2.6:34.7:62.7だった。業種別で求人数が最も多いのは製造業で、89万4,064人と全体の26.4%。次いで卸・小売(59万539人)、宿泊・飲食(43万8,512人)、住民サービス・その他サービス(33万2,251人)が続いており、この4業種だけで求人全体の66.7%に達している。

 昨年の大卒者は前年比75万人増の413万人に達したとされる。1997年の大卒者が100万人規模だったことを考慮すると、約10年間で4倍増となった計算だ。一方で入学者数は現在も増加傾向にあることから、しばらくは企業にとっての買い手市場が持続することが予測される。大卒者の需要が大きい日系企業も、人材市場の今後の動向を引き続き観察していく必要はありそうだ。【上海・菅原湖】

うーんこんな↓記事もあったし中国ヤバイのかなと。
非識字人口が増加、1億1600万人と 中国
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070419/1176987405
まぁ僕は中国株で一応利益確定したんですけどね(数万円だけどw)。