＜アフリカ開発会議＞日本は環境を提起 来年５月、横浜で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070513-00000049-mai-pol
毎日の方が長いようなのでそっちの方を。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070514k0000m010086000c.html
日本がアフリカの開発問題をテーマに国連などと共催する国際会議「第４回アフリカ開発会議」（ＴＩＣＡＤ）が来年５月、横浜市で開催される。政府はアフリカの環境問題を取り上げ、直後に北海道で開かれる主要国首脳会議（サミット）につなげたい考え。アフリカで積極的な資源外交を展開している中国とは違う、日本とアフリカとの関係をアピールする場とも位置づける。
ＴＩＣＡＤは９３年から５年に１回、アフリカ各国の首脳を東京に招いて開いている。当初５カ国だった参加国は前回までに２３カ国に増加し、来年は３０カ国以上の出席が見込まれている。
会議は従来、貧困の克服を議題にしてきた。しかし、来年は「環境破壊の被害が最も顕著なのはアフリカ」（外務省幹部）として、環境保全と経済開発の両立にテーマを広げる方向。途上国には先進国主導の環境議論への反発が強く、政府はＴＩＣＡＤでの議論を踏まえ、サミットを主導しようとしている。
中国を強く意識した会議にもなりそうだ。中国は昨年１１月、アフリカ４８カ国を北京に招き首脳会談を開くなど、同地域との関係強化に努めている。経済の急発展に合わせ、資源確保が至上命令となっているためで、ＴＩＣＡＤでの環境重視は「資源外交に走る中国との違いを示せる」（外務省幹部）との狙いもある。
政府はＴＩＣＡＤ開催に併せ、スポーツの慈善試合を開いて収益金をエイズ対策に寄付したり、アフリカ支援に熱心なビル・ゲイツ米マイクロソフト会長やロックバンドＵ２のボーカリスト、ボノ氏を招いてイベントを開くなど関連行事も計画している。【大前仁】
毎日新聞 2007年5月13日 20時35分 （最終更新時間 5月13日 20時36分）
中国が48カ国ていうのは、これ↓ですね。
2006/10
■【中国】首脳交え資源外交へ 中国・アフリカ協力フォーラム、４８カ国が代表団
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061031-00000008-fsi-bus_all
中国は１１月３日から５日まで、北京でアフリカの４８カ国が参加する「中国・アフリカ協力フォーラム」を開催し、原油調達拡大など資源外交を加速する。これまで閣僚級会合だった同フォーラムだが、今回は首脳会合に格上げした。４０カ国以上が元首または首脳を北京に派遣する。中国の対アフリカ攻勢ぶりに「中国脅威論」も出ている。（相馬勝）
中国の外務省によると同フォーラムには、アフリカの外交使節団を中心に、民間団体も含め１５００グループが参加。１０００人以上の報道関係者が登録している。
フォーラムでは、特に今後の経済協力を中心にさまざまな行事が行われる予定だ。また、胡錦濤・国家主席や温家宝首相ら最高指導者も会議に出席。参加国での中国企業による資源開発契約の調印式も計画されているという力の入れようだ。
中国は近年、アフリカと経済関係を強化している。胡主席や温首相ら中国指導部が頻繁にアフリカ諸国を歴訪しているほか、貿易額も昨年には３９８億ドルと、２０００年の１０５億ドルに比べてほぼ４倍に急増した。
なかでも石油などのエネルギー資源の開発は急拡大。中国外務省によると、中国が昨年、アフリカ諸国から輸入した原油は計３８４０万トンに達した。００年比で約５倍にも膨れ上がっている。
また、中国の華僑向け通信社、中国新聞社が中国外交を統括する唐家●（とうかせん）国務委員の発言として伝えたところでは、中国がこれまでアフリカで建設したプロジェクトは４９カ国計７２０件で、２６カ国に低金利の優遇借款を行ったほか、返済を免除した借款額は１０９億元（約１６３５億円）に上っているという。
このような中国企業のアフリカへの進出ぶりについて、米シンクタンク、ヘリテージ財団のリポートなど、欧米を中心に「中国はアフリカの天然資源をかすめとろうとしている」「中国の発展はアフリカにとって脅威」などの「中国脅威論」が出始めている。
これについて、唐国務委員は「中国とアフリカとの関係拡大は相互に利益になるものであり、アフリカ諸国にとっても有力な市場を提供するものだ」と強調。中国外務省も「アフリカは資源が豊富で、中国にとっても広大な市場だけに、中国は今後もオープンで透明な方法で、関係を深めていく。われわれには何も隠すものはない」と述べて、中国脅威論を懸命に否定している。
●＝王ヘンに旋
（フジサンケイ ビジネスアイ） - 10月31日8時33分更新
