アルカーイダ、ケニア拠点化着々 ソマリアでは失敗

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070514-00000008-san-int
産経新聞も同内容かな。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070514/wld070514002.htm

 【ワシントン=有元隆志】国際テロ組織アルカーイダはアフリカ東部のソマリアでの拠点づくりに失敗している一方で隣国ケニアでの活動を活発化している。米国はソマリアではなくケニアでのアルカーイダの活動を警戒すべきだ−などとする報告書を、米陸軍士官学校のテロ対策センターが12日までにまとめた。

 米政府は、ソマリアアフガニスタンのようにアルカーイダの拠点になることを警戒。1月にはソマリア南部にあるアルカーイダの訓練施設とみられる場所を攻撃した

 ところが、同センターがソマリア国内などで押収されたアルカーイダの内部文書などを分析したところでは、1991年の内戦開始以来、無政府状態が続く同国は、アルカーイダの目的にかなうとみられたものの、「アルカーイダにとっても西側の機関がソマリアを支援するのと同様に難題にぶつかった」(報告書)という。具体的にはアルカーイダは自らの勢力を伸ばすために必要な「イデオロギーの普及、安全な避難場所、現地の人々の支援などの目標をいずれも達成していない」としている。

 アルカーイダが拠点づくりに失敗している要因として報告書は
(1)ソマリアの人々に外国勢力の支配と戦うよう呼びかけたものの、アルカーイダ自身が外国勢力とみられた
(2)破綻(はたん)国家で活動する費用を過小評価した
(3)部族などを離れてまでアルカーイダに参加するメリットは低いと受け止められ、活動を継続するだけに十分な構成員を確保できなかった
−などを挙げた。

 一方で報告書は、ケニアについて、政府の統治能力が弱体化しており、実際はソマリアよりもテロの脅威は大きいと指摘ケニアでのテロ対策などの支援をさらに強化すべきだとしている。

イスラム勢力がケニア国境まで逃げたとの報道がありましたが、それで即アルカイダと結びつくんでしょうか。まぁ今後の報道に注目という事で。