<ネパール>地雷被害今も…死者の3割は子供たち

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070604-00000048-mai-int

 【カトマンズ、ビナヤ・グルアチャリャ】「ネパール共産党毛沢東主義派」(毛派)と政府軍の10年以上の内戦を経て新政権が発足したネパールで、各地にばらまかれた地雷が戦後復興の大きな課題になっている。非政府組織(NGO)「地雷禁止ネパールキャンペーン」によると、地雷の犠牲者は98〜06年だけで1370人に上り、うち3割以上の449人は子供だった。今もなお、埋設記録の無い地雷が多数残されているとみられ、チトラカール代表は戦後ネパールの「最大の脅威」だと警告している。

 同組織は、97年にノーベル平和賞を受賞した国際NGO「地雷禁止国際キャンペーン」のネパール支部。同国で地雷が埋設され始めた98年から活動を始め、被害調査や国際社会への啓発活動などを続けている。

 チトラカール代表らによると、政府軍に比べ戦力が著しく劣っていた毛派は、山間部でのゲリラ戦を中心に反政府活動を展開。自派の隠れ家を守ったり、政府軍部隊の進路をふさぐため、田畑などに大量の地雷を埋設したとみられている。

 ネパールでは今年4月、毛派を加えた暫定政権が発足。96年以来の内戦に終止符が打たれたが、特に毛派の地雷埋設場所に不明な点が多く、正確な埋設記録は残っていない可能性が高い。戦乱が終わり、農民らの行動範囲が拡大していることも、被害の増加を後押ししている。

 一方、政府軍側も毛派との戦闘を本格化させた01年11月から駐屯地周辺などに地雷を埋設した。毛派ゲリラの侵入を防ぐためだったが、自軍兵士が誤って地雷を踏み、犠牲になる例が相次いだ。

 ネパールに現在、どれだけの地雷が埋まったままなのか正確な数字は不明だが、政府軍のバハドゥールタパ准将は毎日新聞の取材に対し「毛派は国内285の場所・地域に計1万2500個の地雷を埋め、2万個の仕掛け爆弾を場当たり的に設置した」と推計する。

 一方、毛派のナンダ司令官は「地雷がいくつかの地域に残っているのは確かだ」と述べ、毛派としても埋設場所の分からない地雷への対応に苦慮している点を示唆した。

 「地雷廃絶日本キャンペーン」のウェブ資料によると、03年に世界各地で確認された地雷被害者は8065人。未報告分を含めると毎年1万5000人から2万人が新たに地雷や不発弾の被害に遭っているとみられるという。

なんかいたたまれないっすね。内戦の後に地雷っすか。でもネパール情勢はまた複雑でよく分からんです。続報があればまた拾っていきたいなと。
米英大使館前で異例のデモ=ミャンマーで3日連続
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070208/1170883003
2chからのコピペですが、ネパールのこともちょっと書いてますが。