<CIA身元漏えい>裁判官が公判で異例告白「脅迫受けた」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070615-00000101-mai-int

 【ワシントン大治朋子】「脅迫を受けている」。米中央情報局(CIA)工作員の身元漏えい事件で、元チェイニー副大統領首席補佐官のルイス・リビー被告(56)に実刑判決を言い渡したワシントン連邦地裁のレジーウォルトン判事は14日開かれた公判で、いやがらせの電話や手紙を受けたと明らかにした。裁判官が公判で自身の「被害」を“告白”するのは異例。イラク戦争開戦時の政権側による情報操作が明らかにされた裁判は、司法界への「重圧」の大きさも印象付けた。

 判事は今月5日、リビー被告に禁固2年6月を言い渡した。脅迫はこの直後から始まった。判事は「怒りや嫌がらせ、卑劣な電話や手紙を受けた。私や家族に不幸が訪れるのを望むものもあった」と指摘。「私の判断に影響を与えることは今もこれからもない」と語った。

 判事は黒人の共和党員で、ブッシュ大統領が01年10月、地裁判事に任命した。判決前にはラムズフェルド前国防長官や軍制服組のトップ、ペース統合参謀本部議長ブッシュ政権下でイラク戦争を推進した多数の大物が判事あての手紙で「寛大な判決」を求めていた。

 リビー被告は控訴手続き中の収監を保留するよう請求したがこの日の公判で退けられ、2カ月以内に収監される可能性が強まった。

こういうのっていやがらせした人を特定したりしないんですかね。

追記:
ウォルトン判事調べましたけど、一番最近で
2006/05
CIA身元漏えい:米タイム誌に記事草稿提出を 連邦地裁
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20060529k0000m030004000c.html

 米中央情報局(CIA)工作員の身元漏えい事件で、ワシントン連邦地裁は26日、米タイム誌に対し、同事件で偽証罪などで起訴されたリビー元副大統領首席補佐官に関する記事草稿を提出するよう命じた。リビー被告の弁護側による提出要求を認めた。同事件の捜査段階では、元ニューヨーク・タイムズ紙記者が証言命令を拒否して収監される事態も起きている。

 同地裁のウォルトン判事は決定で、同誌のマシュー・クーパー記者がリビー被告の取材を基に同事件について書いた草稿と、同記者の連邦大陪審での証言に食い違いがあり、弁護側はこれを弁護の材料に使えると判断して提出要求を認めた。

毎日新聞 2006年5月28日 17時07分

くらいですね。続報は見つかりませんでした。