イラク駐留米軍、アル・カーイダの拠点掃討に着手

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070617-00000413-yom-int
読売新聞のほうが長いのでそっちのほうを
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070617i413.htm

 【カイロ=福島利之】イラク駐留米軍のペトレイアス司令官は16日、「アル・カーイダが車爆弾や追加戦闘員を使用して出撃している主要な地域に初めて、足を踏み入れた」と述べ、国際テロ組織アル・カーイダの拠点を標的にした、新たな掃討作戦に着手したことを明らかにした。

 新作戦は首都バグダッドを中心に15日夜始まった。米軍が「アル・カーイダ拠点」と名指しして攻撃するのは、2003年5月のイラク戦争の主要戦闘終結宣言以来初めてで、今回は「数か所」が標的になった。

 イラク部族関係者や治安筋によると、駐留米軍はこのほか、スンニ派武装勢力アル・カーイダとは敵対関係にあると見られる組織にも、選別的に資金や武器の提供を開始したという。

 イラクでは、全土の部族ごとに民兵組織が存在しており、米軍の占領が始まった当初は、こうした民兵組織がアル・カーイダ系の武装勢力と共闘する形で、米軍に攻撃を仕掛けることもあった。

 現地の消息筋によると、米軍は「スンニ派三角地帯」の一角である中部アンバル県で昨年、地元部族に一定の武器を供与して米軍への協力を頼んだところ、米軍への攻撃やテロは激減したという。今回は、5月に米兵3人の拉致事件が起きたバビル県、アル・カーイダの新拠点と見られるディヤラ県などでも同様の手法がとられているという。

 スンニ派内でアル・カーイダ系とそれ以外の組織が対立するのは、アル・カーイダ系が昨年10月、「イラクイスラム国」の建国を一方的に宣言したことによるとの見方がある。

(2007年6月17日21時48分 読売新聞)

しかしこういうことやってると、いずれ武器を渡していた勢力が、また米軍に反旗をひるがえすのでわって気がしますが、きっとアメリカ人にはそんなことどうでもいいんでしょうね。

昔読んだ新聞記事でアメリカ人の多くが、国連が自分の存在意義を高めるためにわざと戦火のもとをほっといて、戦乱を引き起こしてると信じてるみたいなことが書いてありましたが、アメリカのほうがよっぽど戦争の火種をまいてるようにしか思えませんが。