新麻薬「チーズ」で若者21人死亡=1回分わずか250円−米南部

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070619-00000107-jij-int

 【ロサンゼルス19日時事】米南部テキサス州を中心に、「チーズ」と呼ばれる新たな麻薬が中学生らに流行し、社会問題になっている。1回分がわずか2ドル(約250円)と低価格なため、入手が容易な上、危険性が高く、同州ダラス地域で過去2年間に少なくとも21人の未成年者が死亡した。

 ダラス警察や米メディアによると、チーズはメキシコ産ヘロインと市販の頭痛薬「タイレノール」を粉砕して混合する。ヘロイン濃度は2〜8%程度ながら、頭痛薬との相乗効果で覚醒(かくせい)作用が膨らむ。しかし、過剰摂取などで呼吸が停止する危険があるという。

より詳しくはCNNですね。
新種の麻薬「チーズ」、中学生らにまん延 米ダラス
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200706170022.html

2007.06.17
Web posted at: 18:28 JST

  • CNN

テキサス州ダラス(CNN) 当地周辺に最近、「チーズ・ヘロイン」と呼ばれる新種の麻薬が出回り、地元・連邦当局が警戒を強めている。中毒性が高く、わずかな金で入手できることから、中学生らの間で急速に広がり、過去2年間で十代の若者21人が死亡した。

チーズ・ヘロインは、メキシコ産のヘロインに、抗ヒスタミンジフェンヒドラミンを含む市販薬を砕いて加えた混合物。ダラス警察の刑事によれば、「どちらにも中枢神経を抑制する作用があるため、体内のすべての動きを鈍らせてしまう。心臓も次第に拍動が遅くなり、ついには停止に至る」という。

黄色っぽい粉末状で、外見が粉チーズに似ていることからその名がついたとも言われている。1グラムが10ドル、1回分2ドル前後で手に入るため、子どもが危険性を知らずに手を出してしまうケースも多い。

ダラス地区では過去1年間にチーズ・ヘロインの所持で146人が摘発され、前年の90人を大きく上回った。また同市内の薬物中毒治療施設、フェニックス・ハウスでは、「子どもが『チーズ』を使っている」という保護者からの相談が急増。昨年9月までの1年間に69件、同月以降136件以上も寄せられている。

ダラス警察は地元の学校と協力し、チーズ・ヘロインの危険性を訴える運動を展開。特別授業や講演会、保護者会のほか、地元テレビ局を通した呼び掛けや、窓口となるホットラインの設置などに取り組んできた。先日、市内の中学校で実施した講演では、「チーズ使用者を知っている人は」との問い掛けに、ほぼ全員の生徒が手を挙げたという。

ダラス地区でのこうした状況に、連邦政府の麻薬取締局(DEA)も目を光らせている。DEA当局者は「インターネットや携帯電話を通して、情報はあっという間に全米を駆け巡る。ダラスの問題がどこに飛び火してもおかしくない」と指摘。全米の家庭を対象とした啓発活動や、密売人の検挙に力を入れていく構えを示した。

まぁトレインスポッティングとか原作読んで映画も見ましたけど、ヘロインってやり始めると自分でもいつ正気を取り戻すか分からないって感じで、怖かったですけど。