アメリカのイラン非難まとめ。2007/02〜

昨日の
イランがタリバーンの軍事支援を否定、米主張に反論
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070622/1182464244
を書いててちょっとまとめてみたくなりました。できるだけ上から新しい順に並べてみようかと(一部並んでませんが)。日付はURLで見てください。

イラン部隊がタリバンに兵器供与=「証拠ある」と米高官
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070614/1181828761

米高官がイラン革命防衛隊をタリバンの武器の供給源として名指しで非難したのは初めて

初めてということで、これより過去は主にイラク関係になると思いますが。とりあえず「証拠あり」といってるのも結構あります。

<ブッシュ米大統領>米人拘束のイランを非難 即時釈放要求
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070602/1180786768
米、イランと北朝鮮の協力拡大に懸念(証拠あり)
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070515/1179180088
見えないブッシュ後の処方せん=「イラク」で現状追認共和党各候補(イランのテロ支援非難)
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070515/1179232699
<イラン拘束>米シンクタンクの女性研究者、理由不明のまま
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070511/1178890156
スンニ派支援」 イラク不安定化 米、イランを非難(イラン製の弾薬を見つけた)スンニ派注目
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070421/1177156825
イラン情報機関がイラク干渉の証拠入手と、駐留米軍(写真あり)
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070412/1176395546
イランによる英兵士拘束は「弁解の余地なし」=米大統領
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070401/1175438618
統合参謀本部議長、イラン政府のイラク介入説を疑問視
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070214/1171458191
イラク駐留米軍への爆弾はイラン製、米が近く証拠公表(証拠あり)
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070211/1171167051
まぁ今はこれくらいしかさかのぼれませんねー。

まぁ、この↓時
アフガン国境にテロ防止フェンス
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070511/1178889277
(って3ヶ月ほど日時後ですけど)は

米国やアフガニスタン、テロリストがパキスタン側から越境テロを行っていると非難

していたんですけどね。

また、上↑の一週間前
イラク復興協定を承認 5年間で15億ドル規模
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070504/1178247974
のエントリ内の
イラク国際会議>ライス米長官がイラン、シリア外相と対話
では、

米国やイラク政府はこれまで、武装勢力イラクへの流入に十分な対策を講じていないとシリアを非難

だそうですが。
まぁさらに同じエントリ内の
ライス長官「実現の可能性少ない」、イラン外相との会談
では、

イランをテロ支援国家と非難

とあったので結局アメリカがテロとみなす行為は全部イランのせい!って言いたいだけなのかもしれませんが。

また、事件や政治的ではないかもしれませんが
<イラン>ハリウッド映画「300」に大反発
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070323/1174647931
とかもありました。しかし、そのエントリ中の
イラク治安問題で「米から提案」と、イラン外務省報道官
もうめんどくさいから全部引用
http://www.asahi.com/international/update/0304/001.html

 イラン外務省のホセイニ報道官は3日、「米国が複数の経路でイランに接触し、イラクの治安問題について協議を求めた」と述べた。国営テレビが報じた。イランと断交状態にある米国が接触するのは異例。宗派間暴力で内戦の危機にあるイラク問題で、シーア派主体のマリキ政権に影響力のあるイランに対し、事態改善への期待を示したものとみられる。

 報道によると、米国からの接触は「この数カ月」の間にあったといい、ホセイニ報道官は「我々はこれらの提案を検討中だ」と述べた。米国は10日にバグダッドで開かれる予定のイラク安定化のための国際会議に、イランとともに参加を表明しており、同会議に向けた提案とみられる。

この辺りの接触がうまくいかなかったってことなんすかね。そこまで単純じゃねーか。

しかし、まぁアメリカも
エジプト外相 日本メディアと会見 イラク難民処遇に言及
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070420/1177069375
では、

サウジアラビアのアブドラ国王が米軍のイラク駐留を「不法な占領」と非難

とか

アラブ世界では米英によるイラク戦争は、イラクの石油支配を目的とする侵略とみなされており

とか(まぁ『アラブ世界では』っていう主語も微妙ですが)かかれてますけど、聞く耳持たないんでしょうね。

まぁ結局じゃぁアメリカとイランどっちが信じられるのって言うのは、けっきょくこのエントリを呼んだ人に任せるしかないですが。

まぁ岡崎久彦氏(決して好きな人ではないですが)の「戦略的思考とは何か」のP168に引用されている、ドゴールの衣鉢をついだジスカール。デスタンという人が言ったという「いざとなったらアメリカの言うとおりにするしかない。たとえ、それがまったくまちがっていてもだ」という言葉が、まぁある意味好きと言えば好きです。「いざ」という時をできるだけ先送りにすることしかできないのかなと思っています。