＜レバノン＞自動車爆弾テロ、国連暫定軍の６人死亡

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070625-00000012-mai-int

　【カイロ高橋宗男】レバノン南部ヒアム近郊で２４日、パトロール中の国連レバノン暫定軍（ＵＮＩＦＩＬ）の車両近くで自動車爆弾が爆発し、スペインとコロンビアから派遣されていた隊員計６人が死亡、２人が負傷した。ロイター通信によると、爆発した車両には遺体の一部が残っており、ＵＮＩＦＩＬを狙った自爆テロとみられる。昨年８月の第２次レバノン戦争の停戦を受け、ＵＮＩＦＩＬが増派されて以降、同軍を標的にしたテロは初めて。

　犯行声明は出されておらず、事件の背後関係は不明だ。しかし、レバノンではイスラム教スンニ派原理主義勢力によるＵＮＩＦＩＬ攻撃の恐れあると以前から指摘されており、国際テロ組織アルカイダに共鳴する過激派勢力がレバノンを舞台に戦線拡大を図っている可能性もある。

　アルカイダは▽イスラエル▽十字軍▽背教者――を敵視する。現代における十字軍とは米国を中心とする西洋のキリスト教徒を意味し、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）軍を構成する多くの国から派遣されているＵＮＩＦＩＬは聖戦（ジハード）の対象となり得る。アルカイダのナンバー２であるザワヒリ容疑者は昨秋、ビデオ声明でＵＮＩＦＩＬの増強を非難している。

　レバノン北部のパレスチナ難民キャンプでは５月２０日以降、アルカイダとの関係も指摘されるスンニ派武装組織「ファタハ・イスラム」と政府軍が激しい戦闘を繰り広げており、ファタハ・イスラムはＵＮＩＦＩＬが政府軍の攻撃に加わったとして非難していた。

　一方、政府軍は２３日深夜からファタハ・イスラム関係者が潜伏していた北部トリポリのアパートを包囲し、銃撃戦を展開。レバノン当局者はＡＰ通信に、ファタハ・イスラムに関係するサウジアラビア人３人、レバノン人２人、チェチェン人１人が死亡したと述べた。

暫定軍はつらいですね。これ↓とか。
■レバノンに350人派兵へ＝韓国
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070428/1177742484
国連レバノン暫定軍はイスラエルからもよく思われてないそうで。