国連のイラク大量破壊兵器査察が終結 安保理が決議採択

http://www.asahi.com/international/update/0630/TKY200706300235.html

 国連安全保障理事会は29日、イラク大量破壊兵器をめぐる国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)と国際原子力機関IAEAイラク核査察事務所の活動を即時終結する米英提出の決議案を賛成14、棄権1(ロシア)で採択した。

 決議は、イラクにおける生物・化学兵器、ミサイルの査察・廃棄を担うUNMOVICと、核査察を受け持つIAEAの任務をともに終結するとし、1年以内に軍縮・不拡散の取り組みを報告するようイラクに求めた。また、事務総長に対し、UNMOVIC運営費の残額(約6000万ドル)をイラク側に返却、資料や機密情報を適切に処分するよう要求した。

 安保理決議に基づき、02年11月末にイラク入りしたUNMOVICは、米英の攻撃開始が秒読みに入った03年3月、撤退を余儀なくされた。代わって現地入りした米主導の調査団は04年10月、「大量破壊兵器はなかった」との最終報告書を出したが、ロシアなどは国連査察団による公式の「結論」を求め、打ち切りに難色を示してきた。

うーん。なんでロシアは打ち切りに難色を示していたんでしょうか。アメリカや、NATOのやることにことごとく反対してるってだけなんでしょうか。最近のニュース見てるとロシアはよく分からんです。