<令状なし盗聴>違憲の1審判決を破棄 米連邦高裁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000044-mai-int

 【ワシントン和田浩明】米中西部オハイオ州の連邦高裁は6日、国家安全保障局(NSA)がブッシュ大統領の承認下で行う「裁判所の令状なし盗聴」を違憲とした1審判決を破棄し、原告側の訴えを却下した。高裁は、原告の市民団体が盗聴対象となったと証明できず、原告適格を満たさないと判断した。テロ対策としての令状なし盗聴の必要性と合法性を主張するブッシュ政権に、極めて有利な判決だ。

 ブッシュ政権は昨年8月の1審判決敗訴を受けて今年1月、令状なし盗聴について、大統領の許可だけでなく「外国情報監視法廷」の承認を得て行う意向を連邦議会に通告している。

 今回の高裁判決は、まず原告側が令状なし盗聴の対象だと証明する必要があると指摘。そのうえで、証明する証拠は国家機密の秘匿特権の下で被告のNSA側が保有しているため、原告側は入手できず、提訴する資格は得られない、と述べた。

 原告側は、令状なし盗聴が米憲法の禁じる違法捜査にあたるうえ、大統領権限の乱用で憲法上の三権分立原則にも反するなどと主張していた。原告団を主導する全米市民的自由連合(ACLU)は同日発表した声明で、連邦最高裁に上告する可能性を示した。

上院委員会、ホワイトハウスに対し盗聴に関する書類の提出を命じる。
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070628/1183034209
は、どうなったんすかね。