「2年前のアルカイダ急襲作戦、土壇場で中止」と米紙

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200707080014.html

2007.07.08
Web posted at: 19:08 JST

  • CNN/REUTERS

ニューヨーク──7日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、2005年にパキスタンの部族地域でアルカイダ幹部を急襲、拘束する秘密作戦が計画されていたものの、リスクが高すぎるとブッシュ政権が判断したため、作戦が実施直前に中止されたと報じた。

情報関係筋や米軍関係者が匿名を条件に語ったところによると、作戦の標的はアルカイダナンバー2のザワヒリ師が出席するとみられる幹部会合だった。しかし、海軍特殊部隊が貨物機に乗り込んだ段階で、作戦は突如中止された。当時のゴス中央情報局(CIA)長官は中止に異議を申し立てたものの、ラムズフェルド国防長官(当時)は受け入れなかった。ラムズフェルド氏は、米軍に多数の犠牲者が出る可能性や、パキスタンとの関係悪化を懸念していた。

作戦中止の決定は、情報機関の幹部や秘密作戦部隊メンバーの反発を買い、アルカイダの幹部を捕捉する大きな機会を逃したとの指摘があった。パキスタンムシャラフ大統領の許可なく作戦を実行することへの懸念もあった。

作戦に関与していた元情報当局者は、米軍のパキスタン侵攻に転じる恐れがあったことを明らかにする一方、リスクを冒す価値はあったとの見解を示した。

国防総省やCIA、ホワイトハウスは、同紙に対して何もコメントしていない。

パキスタンの部族地域というとワジリスタンですかね。まぁ確かにパキスタンとの関係悪化はあったでしょうね。まぁナンバー2を拘束したところで、アメリカにどれくらいのメリットがあるかはよく分かりませんが。

Yahoo!でも同様記事ありますね
アルカイダ急襲作戦を直前中止=05年にパキスタンで−米紙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070708-00000043-jij-int