<カナダ>領有を主張する北極圏「北西航路」の警備体制強化

navi-area26-102007-07-12

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070711-00000076-mai-int
毎日新聞の方が長いのでそっちの方を
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20070712k0000m030031000c.html

北極圏の「北西航路

 【ワシントン和田浩明】カナダのハーパー首相は9日、同国が領海と見なす北極圏の「北西航路」の警備体制を強化するため、6〜8隻の武装監視船を建造・配備し、港湾も建設すると発表した。原油など天然資源の保有権を確保し、地球温暖化に伴う同航路の利用活発化を視野に入れた計画だ。しかし、カナダの領有主張に反対する米国などが反発する可能性もある。

 ハーパー首相は米国境に隣接するカナダ太平洋艦隊基地(西部ブリティッシュコロンビア州)での演説で「北極圏での我々の主権を確立する必要性はこれまでになく高まっている」と主張。石油や天然ガス、ダイヤモンドなどが眠るこの地域は気候変動の影響もあって国際的関心が集まっていると指摘し、北西航路などのパトロール強化を発表した。

 建造予定の武装監視船は長距離航行が可能で、ヘリコプター1機を搭載し、厚さ1メートルまでの砕氷能力を持つ。配備時期は13〜14年ごろになる見通し。母港となる新港湾の建設地はカナダ北部が予定されている。

 北西航路はカナダ北方の大西洋と北極海、太平洋を結ぶ航路。夏季を除き氷に覆われている部分が多いが、温暖化によって航海可能な期間の延長が見込まれる。欧州から日本などの極東に向かう場合、パナマ運河経由より航行距離を短縮できるメリットがある。

 一方、米国は「国際航路とみなすべきだ」と主張。北極海の自然資源をめぐっては、ロシアやデンマークなども含めて対立が続いている北西航路など北極圏での主権確立は、ハーパー首相の選挙公約の一つだった。

毎日新聞 2007年7月11日 19時17分 (最終更新時間 7月11日 20時43分)

海底領土”拡張へ 露、北極海探査本腰
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070701/1183279154
あたりから来てる関連ですかねー。