中国軍、空母建設に本腰か ロシアから着艦制動装置購入

http://www.asahi.com/international/update/0727/TKY200707270428.html

 中国の軍事動向に詳しいカナダのシンクタンク「漢和情報センター」は27日、中国軍が昨年、空母の艦載戦闘機の着艦制動装置4セットをロシアから購入したと伝えた。経済発展を背景にした海上権益保護の必要性が高まる中、中国による独自の空母建設に向けた具体的な動きとみて、「早ければ09年にも着工」の可能性を指摘している。

 同センターによると、中国軍から発注を受けたロシア・レニングラードのメーカーが明らかにしたもので、ロシア軍の艦載戦闘機スホーイ(Su)33型が着艦時に用いるフックやロープの制御装置などを4セット販売したという。

 中国軍は、Su33型の原型機Su27型から独自の艦載戦闘機を開発中との分析があるほか、Su33型の購入を計画しているとの情報もある。

 軍事評論家の江畑謙介氏は「着艦制動装置の購入が地上での実験を前提にしたものか、空母そのものの設計への着手を意味するのか判断しにくい」として着工時期の断定は避けつつも、「中国の空母建設は、いつ着手するかという時間の問題だ」と話す。
 今年4月、中国海軍軍事学術研究所の李傑大佐は国営中央テレビの取材に「空母は国家の総合力を象徴する」として、空母を保有すべきとの見解を示した。国営新華社系の時事雑誌『瞭望新聞週刊』は23日、「海軍の海上能力建設」と題する記事を掲載。経済の国際化による海上輸送の重要性が高まる一方、遠洋での防衛能力の欠如が顕在化していると指摘し、「海軍はこの不足を迅速に補う必要がある」とした。

やっぱり中国来てますね。
中台情勢、中国優位に 防衛白書、遠方展開能力を警戒
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070706/1183722197
あたりからたどれます。