イラクで国連の任務拡大を=米英が決議案−安保理

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070803-00000047-jij-int

 【ニューヨーク2日時事】米英両国は2日までに、10日で期限を迎える国連イラク支援派遣団(UNAMI)の任務を1年延長し、イラク国内の宗派和解や国境警備などで貢献するよう求める決議案を安保理各国に提示した。欧米メディアが伝えた。ただ、自衛能力を持たないUNAMIが、治安の混乱するイラクでこのような任務を果たせるか不透明な部分が多い。

 決議案は国連に対し、宗派間の和解促進の支援や、国境警備、イラク難民の帰還、エネルギー問題で隣国との対話を促進するよう求めている。また、元兵士の武装・動員解除と社会復帰(DDR)での貢献も検討されているという。

ちょっとイラクと国連の関係については知識が止まってるんですが、国連決議に関しては、ここ↓などを参考にしています。
http://www.issue.net/~sun/sc/scres2003.html
UNAMIは国連安保理決議1500で成立したようですね。で、その後の安保理決議1511なんですが、デメロ氏の死後、こんな↓記事がありました。
2003/12
国連でイラク協議、17か国の国連大使集めて
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031202i312.htm

 【ニューヨーク=勝田誠】国連のアナン事務総長は1日、戦後イラクの復興支援や戦後統治のあり方に関して、安全保障理事会の理事国や周辺国など計17か国の国連大使を集めた会議を開いた。

 事務総長が、会議を自分の「顧問団」と位置づけて開催を要請したもので、今後も定期的にイラク問題を協議する予定。

 会議終了後、ネグロポンテ国連大使は記者団に対し、米国が、空席のままとなっている事務総長特別代表の後任か代行を「できる限り早期に指名するよう」、国連側に要請したことを明らかにした。イラク問題担当の特別代表は、8月19日にバグダッドで起きた国連現地本部爆弾テロで、セルジオ・デメロ氏が殺害された後、空席となっている。

 アナン事務総長は会議後、記者団の前に姿を現さなかった。会議関係者によると、国連側は、戦後統治の前提となっている治安が確保されておらず、10月に採択された安保理決議1511の前提となる政治環境が「完全に崩れた」として、デメロ氏の後任指名に難色を示している

ということで、あまり詳しくは理解して無いんですが、米英が占領軍として占領地イラクの治安確保の責任を負い、国連が復興に力を貸すという関係だったと思っていたんですが、その後変化あったんですかね。ちょっと調べてみるとデメロ氏の後任も決まってました。…知らなかったです。すみません。
2004/07
新任の国連イラク特別代表、駐米パキスタン大使起用
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200407130012.html

2004.07.13
Web posted at: 16:31 JST
- CNN

(CNN) 国連本部当局者は12日、バグダッドイラク復興の支援活動など統括する事務総長特別代表に、パキスタンのアシュラフ・カジ駐米大使(62)を任命する人事を決めた、と述べた。同ポストは、バグダッドの国連現地本部で昨年8月に起きた爆弾テロでデメロ特別代表が死亡して以来、空席だった。

特別代表は、国民大会議の開催や直接選挙の実施、憲法起草の支援などにも従事する。ただ、バグダッド赴任は、イラク国内の治安情勢の好転を待って実施する。それまでは、隣国ヨルダンで活動する見込み。

カジ氏は、2002年9月から駐米大使を務める。シリア、旧東独、ロシア、中国の駐在大使も歴任している。今後2週間内に、駐米大使の任務を解かれ、特別代表就任の準備を進める。

国連は、デメロ氏の後任者の人選に当たってきたが、意中の候補複数が断ったとされる。

2004/07までには状況変わってたんですかね。しかしバグダッド赴任したんでしょうか。後で調べます。

追加:
2004/08
国連特別代表がイラクへ 本格活動向け態勢整備(共同通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040810-00000032-kyodo-int

 【ニューヨーク9日共同】国連報道官は9日、イラクでの国連の復興支援活動を指揮するアシュラフ・カジ事務総長特別代表が同国に向けニューヨークを出発したことを明らかにした。カジ特別代表のイラク入りは7月に指名を受けた後、初めてとなる。

 特別代表のイラク入りは、8月中旬に予定されている「国民大会議」の開催を支援するのが目的。報道官は、その後の予定は「治安次第」で、現時点で確定したものはないとしている。

 イラク担当の事務総長特別代表は、昨年8月の爆弾テロでデメロ特別代表が死亡して以来空席となっていた。1年ぶりとなる特別代表のイラク入りで、国連は本格活動再開に向けた態勢整備を一歩進めることになる。

 ただ、イラク国内の治安に改善の兆しが見られないことで、特別代表に同行する国連の要員も小規模とされており、活動は限定的なものになるとみられる。共同通信)[8月10日9時3分更新]

とありますね。追加ここまで。

まぁ全く通るはずの無い案を出してくるわけ無いと思うので、通る見込みがあると思って出してるんでしょうけど。今後に注目ですかね。