台湾:軍事転用可能な日本製部品 北朝鮮へ輸出の企業摘発

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20070805k0000m030023000c.html

 ミサイル部品などに軍事転用可能な日本製のコンピューター部品を北朝鮮に不正輸出していたとして、台湾の商社が貿易法違反容疑で台湾の法務部(法務省)調査局に摘発された。同様の事件摘発は今年2件目。

 調査局によると、台北市の商社、華悦国際公司は昨年8月から今年7月まで計14回にわたり、中国への輸出と偽って、コンピューター数値制御工作機械の部品を北朝鮮国営企業2社に不正輸出した疑い。調査局は同社を捜索、経営者ら2人を送検した。

 輸出品には日本製のコンピューター部品やステンレスパイプが含まれ、中国経由や北朝鮮への直接ルートで輸送。代金は北京や台湾で現金決済していた。

 調査局は今年3月にも、銃弾の製造が可能な、日本製部品を使った精密工作機械を北朝鮮へ輸出していた台中県の貿易企業を貿易法違反容疑で摘発した。

 昨年の北朝鮮のミサイル発射や核実験を受け、日米など国際社会は、北朝鮮への経済制裁を強化。調査局当局者は「われわれも歩調を合わせ、北朝鮮への不正輸出取り締まりを強化している」と強調した。(共同)

毎日新聞 2007年8月4日 18時45分

こういうのは厳しく取り締まってほしいです。