サドルシティー掃討で約30人死亡 イラン支援勢力が標的
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200708090007.html
2007.08.09
Web posted at: 11:29 JST
- CNN/AP/REUTERS
バグダッド──イラク治安部隊と駐留米軍などの多国籍部隊は8日夜、首都バグダッド市内のイスラム教シーア派居住区サドルシティーで武装勢力の掃討作戦を行い、約30人が死亡、12人が拘束された。米軍は、イランとのつながりを持つ武装勢力が標的だと説明した。
一方、イラク内務省は、少なくとも11人が死亡、15人が負傷したと発表。また、イラクの医療関係者や警察当局者は民間人が死亡したと述べているが、米軍はこれを否定した。
サドルシティーは、対米強硬派のシーア派聖職者ムクタダ・サドル師を支持する民兵組織マフディ軍の拠点。イラク内務省は、マフディ軍のメンバーが今回の戦闘に参加していたとの認識を示した。
サドルシティーは、シーア派が優勢のイランから強力に支援されている。米軍の標的は、イランから爆弾供給とテロリスト訓練支援を受けている武装勢力だった。
サドル師は米軍とイラク治安部隊が2月14日からマフディ軍の取り締まりに乗り出したことを受け、同軍を監督することで合意。しかし一部戦闘員は同軍を離脱したという。
シーア派はバグダッド北西の聖廟に毎年恒例の巡礼に出ており、イラクのマリキ首相は治安改善への協力を求めるためイランを訪問中。シリアの首都ダマスカスでは、イラクとの国境警備に関する国際会議が開かれた。
イラクのマリキ首相は治安改善への協力を求めるためイランを訪問中ってのもなんか、イラン非難しに行ったって印象になってる気が。
でも他の記事では
■イラク首相、イラン訪問し大統領と会談
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000305-yom-int
【テヘラン=工藤武人】イラクのマリキ首相は8日、イランを訪問し、首都テヘランの大統領府でアフマディネジャド大統領と会談した。マリキ首相のイラン訪問は昨年9月以来。
イラン大統領府のホームページによると、会談で同大統領は、「イラク政府は、治安確保のため努力をしている」と述べ、マリキ政権のイラク安定化に向けた取り組みを評価。その上で、「両国は、(中東)地域の安定と平和のため、重責を担っている」と語り、イラクの治安安定に協力していく姿勢を改めて示した。
■イラク治安回復に協力姿勢=イラン大統領、マリキ首相と会談
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000125-jij-int
【カイロ9日時事】イランを訪問中のマリキ・イラク首相は8日夜、アハマディネジャド大統領と会談した。この中で同大統領は、イラクの安定化が中東地域の平穏の前提条件となると述べ、イラクの治安回復に協力する姿勢を改めて強調した。国営イラン通信などが伝えた。
同大統領は「イランとイラクは地域の平和と治安確立に重い責任を負っている」と指摘、治安回復などへのイラク政府の努力に「腐敗した人々が抵抗している」と批判した。
これに対しマリキ首相はイラクに対するイランの積極的かつ建設的な姿勢を評価した。
なんですけどね。
しかし今日も書きましたけど、マリキ首相自体
■「イラク国民リスト」5閣僚が離脱、マリキ政権さらに苦境
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070809/1186615954
と苦しい立場のようですから、ホントどうなんですかね。