<リビア>仏から482億円の武器購入 裏取引の指摘も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070803-00000064-mai-int

 【パリ福井聡】リビアは2日、フランスとの間で総額2億9600万ユーロ(約482億円)に上る対戦車ミサイルと通信システムの購入契約に調印した。AFP通信が報じた。リビア大量破壊兵器を放棄し、04年に欧州連合(EU)が武器禁輸措置を解除して以来、欧米との初の武器購入契約となる。

 リビアの最高指導者カダフィ大佐の息子で、カダフィ財団総裁のサイーフ・カダフィ氏は、リビアエイズウイルス感染事件で終身刑となったブルガリア人看護師を先月末に解放したことと、今回の契約を結びつける発言をしている。社会党は「事件解決の裏に取引があった」として、サルコジ仏大統領を追及している。

 契約によると、リビア対戦車ミサイル1億6800万ユーロ相当を欧州武器製造企業MBDAから、通信システム1億2800万ユーロ相当を欧州航空防衛宇宙企業EADSから購入する。

 サイーフ氏は仏ルモンド紙との会見で「ブルガリア人看護師事件の決着を機に、フランスからの大量武器輸入の道が開けた。対戦車ミサイルなどを購入予定で、その後に武器製造工場建設の計画もある」と述べた。サルコジ大統領は、看護師らのブルガリア送還実現直後にリビアを訪れ、海水を真水化するための原子炉建設などの協定に調印した。しかしサイーフ氏は「合意の核心は原子炉ではなく、広範な防衛協定だった」としている。

 仏社会党のオランド第1書記は「看護師ら解放の裏に何があったのか。交換条件がないというのなら、長期独裁のカダフィ政権との間でなぜ、武器契約が調印されるのか」と話している。

うーん中国も一党独裁という点ではあまり変わらないと思うのですが、対中武器輸出では活発っぽいですが、
サルコジ氏、「日本に親近感ある」 首相が祝福の電話
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070509/1178659919
アメリカは
米、軍事転用可能なハイテク製品の対中輸出規制を強化へ
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070618/1182166744
って感じらしいですけどね。