アフガンでテロ撲滅会議 部族有力者ら参加

http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070809/wld070809001.htm

 アフガニスタンパキスタンの国境地帯でのアフガン旧政権タリバンや国際テロ組織アルカーイダの勢力拡大をめぐり、両国が共同でテロ撲滅について協議する「合同平和会議(ジルガ)」が9日、アフガンの首都カブールで、3日間の日程で始まった。

 両国にとって初の試み。アフガン政府によると、部族有力者ら双方から600人以上が参加した。

 アフガン政府は、パキスタン側から武装勢力が越境攻撃を繰り返していると非難。一方、パキスタン政府は国境地帯に約9万人の兵士を動員し、掃討に当たっていると反論するなど対立しており、両国は会議を機に関係改善を図りたい考えだ。

 アフガンからはカルザイ大統領が出席したが、非常事態宣言を検討中のパキスタンムシャラフ大統領は急きょ参加を取りやめ、代わりにアジズ首相が出席した。

 タリバンによる韓国人ボランティア拉致・殺害事件の対応についても協議する見通しだが、タリバンに同調する武装勢力の多いパキスタンの南北ワジリスタン両地区の部族は欠席しており、有効な対策が打ち出せるかは不明だ。

 カルザイ大統領とムシャラフ大統領が昨年9月に訪米した際、ブッシュ米大統領が3者会談で会議開催を提唱。タリバンのアハマディ報道官は9日「アフガンは米占領下にあり、アフガン、パキスタンの人々が会議に参加しないよう求める」との宣言文を発表した
(共同)

タリバン封じ込め策探る=アフガン・パキスタンが会合
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070809/1186660108
の続報のようですが、ワジリスタンの部族が欠席では、なんか期待できそうに無いですね。