イラン・シリア、イラク治安悪化への関与否定

http://www.asahi.com/international/update/0810/TKY200708100422.html

 シリアの首都ダマスカスで開かれていたイラクの治安をめぐる周辺国や国連安保理常任理事国などによる作業部会が9日、2日間の日程を終えて閉幕した。

 作業部会で米国高官は「周辺国はイラクの治安改善のために具体的な行動をとらねばならない」との声明を発表。イラク駐留米軍高官は最近、「7月に米兵が死傷した攻撃の73%にイラン製の武器を持った武装勢力が関与している」と非難した。しかし、イラン高官は部会で「何ら証拠がない」と否定した。

 また、米国高官はイラクへの武装勢力流入阻止が「最も重要だ」と強調し、隣国シリアの国境管理の甘さを指摘した。これに対してシリア高官は「イラク国境付近でテロリストから度重なる攻撃を受け、これまでにシリア軍兵士6人が死亡した」と、最善を尽くしている姿勢を強調した。

 イラクの治安改善の具体策を話し合うため、周辺国などによる外相会議を近くトルコのイスタンブールで、内相会議を10月にクウェートで開くことで合意した。

アメリカも何度か証拠があるとか言ってますが、証拠を出したって話はあんまり聞かないような。
イラン情報機関がイラク干渉の証拠入手と、駐留米軍
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070412/1176395546
で写真が出てたくらいですかね。

イラク治安部隊への武器・物資、行方は「未確認」と報告書
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070802/1186061538
とかもありましたけどね。調べてみると、
イラクに供与の銃、19万丁不明=武装勢力の手に渡る?−米紙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070806-00000089-jij-int

 【ワシントン6日時事】6日付の米紙ワシントン・ポスト(早版)は、米国がイラク治安部隊の育成・強化のために供与しているAK47自動小銃カラシニコフ銃)や拳銃のうち、推定19万丁が2004年から05年にかけて行方不明になっており、反米武装勢力の手に渡っている恐れがあると報じた。会計検査院の報告書で分かったという。

 銃を野放しにしている米国の体質が国運のかかるイラクでもにじみ出て、駐留米軍を危険にさらしている格好だ。

 報告書作成に携わった会計検査院当局者が同紙に説明したところでは、米軍当局は行方不明になった銃がどうなったのか皆目見当が付かないと言っているという。イラク復興事業の監査官は昨年、1万4000丁の銃が行方不明になっていると報告したが、実際にはけた違いの水準だったことになる。

とかで、イラン非難してる場合かよって感じですが。