【フランス】トタル、イラクで米シェブロンと共同開発へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070810-00000014-nna-int

 石油メジャーのトタルイラクで米シェブロンと手を組む。9日付ダウ・ジョーンズ・ニューズワイヤーズによると、同国で4番目の規模を誇るマジュヌーン(Majnoon)油田の共同開発に向け、準備作業を開始した。
 
 同油田は1970年代にブラジルのブラスペトロによって発見され、埋蔵量は120億バレル。トタルの前身企業の1つであるエルフは旧フセイン政権とPSA(生産分与協定)を結んだものの、一方的に破棄された経緯がある。

 トタルシェブロンは2006年にマジュヌーンの共同開発で合意していた。2009年にも探査活動などを開始する計画だが、実現には9月に新たな石油関連法が施行される必要がある。

 イラクには1,100億バレルの原油が眠っているとされ、うち半分以上が未開発のままだ。このため欧米の石油会社から熱い視線を浴びており、英蘭資本のロイヤル・ダッチ・シェルは最大のルマイラ(Rumaila)、英BPはキルクーク(Kirkuk)の油田に関心を示しているとみられる。

何気ない記事ですが、
2004/01
イラク復興事業 仏独加企業も参入 米、発注国選別せず
http://www.sankei.co.jp/news/evening/e15int001.htm

 【ワシントン=近藤豊和】ブッシュ米大統領は十三日、イラク復興事業の主要な受注の競争入札について、これまでの方針を転換し、カナダ企業の参加を認めることを表明した。

 ホワイトハウス高官は、仏独などの企業に対しても入札参加が可能になるとの見解を示しており、イラク復興事業をめぐる米国の発注国選別は行われない見通しとなった

 ブッシュ大統領が、メキシコでカナダのマーティン首相と会談後の記者会見で明らかにした。大統領は会見で、「カナダは、イラクの復興と民主化を望み、中東の安定への寄与を理解している」と述べ、カナダ企業の参加を可能にすることを明らかにした。

 米政府は昨年十二月、受注入札に参加可能な企業をイラク復興に協力的な日本など六十三カ国に限定したリストを作成して公表。

 カナダ、仏独などはイラクへの武力攻撃に反対し、軍部隊の派遣も実施せず、米国のイラク方針に理解を示さなかったためリストから排除された。

 仏独やカナダはこのリストからの排除に反発したが、ブッシュ大統領ら米側は「米国の予算で行う復興事業であり、米がイラク問題への各国の姿勢で発注先を選別するのは当然」との考えを示していた。
 しかし、この後、イラク債務問題で、仏独などが米の債権削減要請に理解を示し合意したことから、米側がこれを評価し、イラク復興事業の受注の競争入札に参加を可能とする方針転換をしたものとみられる。

とか書いてましたが、実際フランスが事業やるのって今までありましたっけ?まぁでも日本なんかもリストからは除外されなかったけど、おいしいところはどうせみんなアメリカのツバがついてるとか言ってた気がしますが(記事見つかりませんでしたけど)。

しかし、「米国の予算で行う復興事業であり、米がイラク問題への各国の姿勢で発注先を選別するのは当然」とか言い切るところがなんとも。じゃぁ日本の公共事業とかにも参入しようとするなよと。