<イラン大統領>アフガン初訪問 協力関係強化など協議

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070814-00000101-mai-int
毎日新聞のほうが長いのでそっちのほうを。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20070815k0000m030069000c.html

 【カブール栗田慎一】イランのアフマディネジャド大統領が14日、アフガニスタンを05年8月の就任以来初訪問し、カルザイ同国大統領と両国の協力関係強化を協議、経済やエネルギー関連の協定書に調印した。アフマディネジャド大統領は会談後の共同記者会見で「アフガンの安定はイランの安定」と強調、アフガン旧支配勢力タリバンにイランが武器支援しているとのブッシュ米政権の指摘を改めて否定した。

 アフガンでは近年、地方の武装勢力が近隣国勢力などの支援を受け政府の脅威になっているとされ、カルザイ大統領は周辺国との関係緊密化を進めている。ブッシュ米大統領は「イランがタリバンを支援している」と非難しているが、カルザイ大統領の狙いは約950キロの長い国境線で接するイランとの関係強化だ。

 米国のゲーツ国防長官が6月、イランからアフガン国内に大量の武器が流入していると指摘、「イラン政府の関知なしではありえない」と発言し物議を醸した。だが、米国と同盟関係にあるアフガン政府は「証拠がない」と否定した。

 武装勢力の資金源になっているとされる麻薬問題でイランへの密輸ルートの撲滅は最大の課題だ。アフガン難民問題ではイラン政府が4月以降に未登録難民約17万人をアフガンに帰還させたことについて、アフガン政府は「武装勢力に吸収されかねない」と懸念を示した

毎日新聞 2007年8月14日 19時50分 (最終更新時間 8月14日 22時40分)

同様記事ありますね。
イラン、東西の隣国と握手 米影響力排除をねらう
http://www.asahi.com/international/update/0814/TKY200708140363.html

 イランのアフマディネジャド大統領は、イラクのマリキ首相が8日にテヘランを訪問し、治安協力で協議したのに続き、東隣のアフガニスタンとの間で首脳会談を持った。米軍が展開する東西隣国の首脳との相次ぐ会談は、核問題で国連安全保障理事会経済制裁が続くなか、地域での米国の影響力排除をねらう戦略の一環といえる。

カブールで14日、アフガニスタンカルザイ大統領(左)と握手をかわすイランのアフマディネジャド大統領(右)=AP

 イラク武装勢力への支援と同様、タリバーンに武器も含めた支援をして治安を悪化させているとして、米国はイラン批判を強める。イランはタリバーン支援を全面否定するが、この時期の大統領同士の握手自体が米国の批判への回答となる。

 アフマディネジャド大統領はアフガン出発前、「両国は隣国ではなく兄弟国。両国は、ある超大国(米国)の地域での支配と影響力を制限すべきだ」と述べていた。

以前のエントリで、
パキスタン大統領、方針転換 平和会議出席へ(とその関連記事)
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070814/1187049681
で、パキスタンムシャラフ大統領が、

(ry
「アフガンの武装勢力パキスタン側勢力の支援を受けているというのは、たぶんその通りだ」
(ry

と言ってましたから、イランの武装勢力支援を否定することも説得力がある気きがします。