イランとIAEAについて8/30〜の記事を。

<イラン>ウラン濃縮活動を拡大 安保理無視…IAEA報告http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070830-00000111-mai-int
まぁYahooだけだとかなりイランに厳しいんですが、毎日新聞のほうを
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20070831k0000m030066000c.html

 【ウィーン会川晴之】国際原子力機関IAEA)は30日、イランの核開発に関する報告書をまとめ、理事会各国に配布した。中部ナタンツの濃縮施設で、遠心分離機を増設するなどウラン濃縮活動を拡大中のほか、西部アラクの重水炉建設も続いていることを確認、イランが、双方の活動停止を求めた国連安保理決議に「違反している」現状を報告した。

 毎日新聞が入手した報告書は付属文書を含め9ページ。19日時点で、ナタンツの地下濃縮施設に遠心分離機164台を連結した「カスケード」を16系列(遠心分離機換算で2624台)設置、もしくは設置中で、うち12系列で原料の六フッ化ウラン(UF6)を注入して濃縮活動を実施していた。残り4系列のうち2系列が試運転中、2系列が設置中だった。

 5月時点に比べ、運転中のカスケードは4系列増加し、設置中も含めたカスケードは13系列から16系列に増えた。イランは同地下施設に、18系列(遠心分離機約3000台)のカスケードを設置予定で、完成が近づいている現状が明らかになった

 ただ同地下施設で2月以後に投入されたUF6は690キログラムで、「設計上の想定よりも低い」と指摘した。政治的思惑もしくは技術的障害に伴い活動レベルを抑制している可能性もある。

 また報告書は、IAEAとイランが21日に未解明問題解決のための作業計画に合意したことを「大きな前進」と評価、同合意を付属文書として添付した。ただ、未解明の問題が解決した場合でも、イランがIAEAの査察に積極的に協力するよう求めたほか、安保理決議に沿い、IAEAの抜き打ち査察を可能とする追加議定書の即時批准と適用を強く求めた

 欧米諸国は、イランが安保理決議を無視して濃縮活動を拡大していることを重視、追加制裁を含めた新たな安保理決議を求める考えだ。しかし発展途上国などから、イランが協力姿勢を示したことを評価する声が上がる可能性が高く、調整は難航しそうだ。

 IAEAが、安保理決議への違反を報告書に明記したのはこれが初めて

毎日新聞 2007年8月30日 20時38分 (最終更新時間 8月31日 1時37分)

発展途上国など』ってどこのことなんでしょうか、書けばいいのにと思いますが、

あとは、
イラン、ウラン濃縮を継続=行動計画合意は前進−IAEA報告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070830-00000205-jij-int

 【ベルリン30日時事】国際原子力機関IAEA)は30日、イランの核問題に関する報告書をまとめ、理事国に配布した。この中で、イランが国連安保理決議に反しウラン濃縮を継続していると指摘した。一方で、IAEAと同国の間で先に合意した核問題解決に向けた「行動計画」について、「重要な前進」と評価した。


イランの核活動ペースは緩やか=IAEA内部文書
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070831-00000497-reu-int

 8月30日、IAEAの内部文書によれば、イランのウラン濃縮活動は生産能力をかなり下回っているもよう。写真は21日、IAEAのハイノネン事務次長(2007年 ロイター/Morteza Nikoubazl)

 [ウィーン 30日 ロイター] ロイターが入手した国際原子力機関IAEA)の内部文書によると、イランのウラン濃縮活動は生産能力をかなり下回っており、大量の核燃料を製造するほど十分ではないとみられている。

 当該文書とつながりのある当局者は、イランの核活動について新たな疑いが生じればIAEAが調査を開始する可能性がある、と述べた。

と、批判度が弱くなって言ってる気がします。
で、これらを踏まえたうえで、この後のエントリ
イランへの制裁強化に慎重=対話継続の必要強調−IAEA事務局長
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070902/1188702306
になってるわけですよね。

しかし、さらにその後
イランにとって最後のチャンス=核問題の行動計画−IAEA事務局長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070902-00000017-jij-int

 【ベルリン2日時事】国際原子力機関IAEA)のエルバラダイ事務局長はドイツ週刊誌シュピーゲル最新号(3日発売)とのインタビューで、先にイランとの間で合意した核問題解決に向けた「行動計画」に期待を表明するとともに、イランにとって「恐らく最後のチャンスだ」と述べ、合意事項の誠実な実行を求めた。

とかなり厳しい態度です。

それに対してイランは
「遠心分離器3000台以上稼働」イラン大統領が宣言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070903-00000201-yom-int

 【テヘラン=工藤武人】イランのアフマディネジャド大統領は2日の演説で、同国の核開発に関し、中部ナタンツのウラン濃縮地下施設で遠心分離器3000台以上が稼働していると宣言した。

 国営テレビが伝えた。ただ、国際原子力機関IAEA)のエルバラダイ事務局長が8月30日にまとめたイラン核開発に関する最新報告での稼働台数を大幅に上回っており、大統領発言の信ぴょう性は疑問だ。

 大統領は、「我々は、核開発でまた一歩前進した。3000台以上の遠心分離器が稼働し、毎週、新たなカスケード(濃縮装置)の稼働を始めている」と述べた。同事務局長の報告では、8月19日現在で、遠心分離器1968台が稼働中で、654台が稼働準備中と指摘していた。

イラン、3000基以上の遠心分離機稼動=大統領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070903-00000847-reu-int

 9月2日、イランのアハマディネジャド大統領、既に3000基以上のウラン濃縮用遠心分離機が稼動していると言明。8月27日撮影(2007年 ロイター/Morteza Nikoubazl)

 [テヘラン 2日 ロイター] イランのアハマディネジャド大統領は2日、同国ではすでに3000基以上のウラン濃縮用遠心分離機が稼動しており、そのほかに毎週新たな分離機が設置されていると述べた。

 イランのファルス通信など複数の国内通信社が伝えた。

 西側の専門家は、3000基の分離機が長期間超音速で順調に稼動すれば、約1年以内に核爆弾1発分のウランが濃縮でき、核燃料の「工業規模」での生産基盤が整うとみている。このため大統領の発言は、イランが核爆弾生産を模索しているのではないかとの西側の懸念を強める公算が大きいとみられている。

 ただ、国際原子力機関IAEA)が8月31日に発表した報告書は、イランにある分離機の数は依然3000基を大幅に下回っており、ウランの濃縮率も核兵器レベルには遠く及ばないと指摘している。

 また報告書は、4月にアハマディネジャド大統領が初めて「工業」規模の生産能力を獲得したと宣言した4月以来、分離機の設置ペースが顕著に落ちていることを示唆した。

 イランは、設置ペースの減速を繰り返し否定している。

と、譲歩する感じではないようですね…