イラクの政治。和解?進展なし?対照的な記事2本を。

イラクに政治的な和解の兆し=ブッシュ米大統領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070905-00000252-reu-int

 9月5日、訪豪中のブッシュ米大統領(右)、イラクに政治的な和解の兆しがあるとの認識示す。写真はハワード豪首相と(2007年 ロイター/Jason Reed)

 [シドニー 5日 ロイター] オーストラリアを訪問中のブッシュ米大統領は5日、ハワード豪首相との共同会見に臨み、イラク情勢について、宗派間の対立をめぐって一部に悲観論が出ているが、政治的な和解が実現する兆しがある、との認識を示した。

 大統領は「(イラクで)耐え抜く」ことが重要だと発言。イラク民主化に向けた動きを支持すると述べた。

 大統領は「和解が実現しつつある。私の考えでは、米国と豪州の安全保障にとって、イラク国民とともに耐え抜き、イラク国民を支援することが重要だ」と述べた。

イラクで暴力行為多発、政治的進展見られず=米会計検査院報告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070905-00000293-reu-int

 9月4日、米会計検査院イラク情勢に関する報告書を発表。写真は3日、バグダッドの自動車爆弾爆発現場(2007年 ロイター/Ceerwan Aziz)

 [ワシントン 4日 ロイター] 米会計検査院は4日、イラク情勢に関する報告書を発表。暴力行為が多発し、政治的な進展はほとんど見られないと報告したほか、治安についてはまちまちと分析した。

 会計検査院は、米議会が設定したイラク政府が達成すべき政治や軍事分野の指標18項目のうち11項目で目標を満たしていないと判断。3項目は完全に達成、4項目は部分的に達成した、としている。

 報告は「暴力行為は依然多い。独立して活動できるイラク治安部隊の人数は減っており、武装勢力武装解除も進まない」と指摘した。

 会計検査院のウォーカー院長は、上院外交委員会で「イラクで宗派間闘争が減少したのかどうかは、定かではない」との認識を示した。

 報告では、バグダッドの治安維持のため3旅団を派遣したことについては、イラク政府の対応を評価したが、効果は限定的としている。

どちらのほうが信用できるかは一目瞭然の気もしますが、どっちもロイターなんですねw
イラクのマリキ首相の立場ってどうなんだろ。その2(1:国内対立編)。
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070902/1188740897
イラクのマリキ首相の立場ってどうなんだろ。その2(2:法案・合意編)。
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070903/1188821895
もあわせてどうぞ。ああ、(3:外交編)も書くといって書いてませんね。また後で書きます…