イラク駐留多国籍軍司令官と駐イラク米大使、増派が一時的な進展以上の結果をもたらしたと主張できず。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070912-00000490-reu-int
ニューヨーク・タイムズ紙早版ヘッドライン(12日付)より

 ★ペトラウス・イラク駐留多国籍軍司令官とクロッカー駐イラク米大使、増派が一時的な進展以上の結果をもたらしたと主張できず。

これ↓ですかね。
イラク駐留>増派…兵力削減で米軍司令官に批判 公聴会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070912-00000051-mai-int
毎日新聞の方が長いですかね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20070912k0000e030025000c.html

 【ワシントン及川正也】イラク駐留米軍のペトレアス司令官は11日、駐留軍増派について前日の下院に続き上院外交委員会、軍事委員会公聴会で相次いで証言した。来年7月までに約3万人の増派兵力を削減する方針に対し「早期の本格撤退を」などの批判が噴出、ブッシュ政権に対する議会の対決姿勢が改めて浮き彫りとなった。

 両院の公聴会では、来年の大統領選に名乗りをあげた民主党ヒラリー・クリントン議員は軍事委で「(司令官は)失敗した政策の報道官役をやらされている。イラク市民全体の死者は増え、報告は実情を示していない」と増派戦略の成果を疑問視。同氏と民主党の候補指名を争っているオバマ議員も「破滅的な政策の継続だ。わずかな進展をもって成功とみなしている」と批判した。

 また、04年の民主党大統領候補だったケリー議員は、ベトナム戦争時の67年に楽観論を唱えた南ベトナム駐留米軍司令官の議会証言を引き合いに、「同じ過ちを繰り返してはならない」と指摘した

 増派兵力の削減だけで本格撤退への道筋を示さなかったことに、共和党議員からも批判が相次いだ。期限付き撤退法案を支持するヘーゲル議員は「何のために血とカネをこれまで通りつぎ込まなければならないのか」といら立ちを隠さず、コールマン議員は「米国民はトンネルの先の光明を見たいと思っている」と本格的な撤退計画を示すよう求めた。

 これに対し、ペトレアス司令官は「急激な撤退は破滅的な結果を招く」と反論。駐留米軍の役割についても当面は危険を伴う治安確保任務を継続させる考えを強調。増派戦略の旗振り役であるマケイン議員(共和)は司令官の方針を支持した。

 来年の大統領選と議会選を控え、共和党内には「出口戦略」を示せないブッシュ政権イラク政策に不満が強まっている。民主党共和党穏健派を抱き込む形で米軍撤退法案の制定を目指しており、撤退論をめぐる論争は再び激化する様相だ。

毎日新聞 2007年9月12日 11時07分 (最終更新時間 9月12日 13時29分)

イラク戦争に関しては色々取り上げてますが、イラク市民全体の死者は増えってのは、
イラクのマリキ首相の立場ってどうなんだろ。その2(1:国内対立編)。
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070902/1188740897

(ry
7月のイラク民間人死者数は1653人に上り、6月より426人増加した。
(ry
イラク民間人死者、3月に1800人超える
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070402/1175521137
に過去のまとめをしていますが、2006/103709人だったそうなので
(ry

と言うことでした。
『急激な撤退は破滅的な結果を招く』は、
早期撤退は「世界的惨事」招く=イラク外相が米英に警告
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070901/1188648982
イラク外相も早期撤退に反対のようですが。