<ウラン濃縮>サウジが共同施設を提案 イランは拒否

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071104-00000057-mai-int

 【テヘラン春日孝之】イラン核問題の打開に向け、サウジアラビアなど湾岸協力会議(GCC)加盟6カ国が、中東以外の中立国にウラン濃縮施設を共同で設立し、イランにも濃縮ウランを供給する案をこのほど提示した。これに対し、イラン最高安全保障委員会のバイディ事務次長は3日、拒否する意向を表明した。イラン学生通信によると、バイディ氏は「イラン国内でのウラン濃縮活動の停止を求める限り、受け入れられない」と述べ、自国でのウラン濃縮継続にこだわる姿勢を改めて示した。

 提案は、サウジのサウド外相が中東の経済誌に明らかにした。原発計画を進める中東諸国などに燃料の低濃縮ウランを供給すると同時に、「イランは核兵器製造に転用できる高濃縮ウランの生産を目指しているのでは」との米国などの懸念を払しょくする狙いがある。

 一方、ロシア原子力庁のキリエンコ長官は2日、「施設は十分な濃縮技術を保有する国々にあるべきだ。そうすれば(核兵器製造につながる)濃縮技術は世界に拡散しない」と指摘。「世界の濃縮センター」を目指すロシアとして提案に反対する姿勢を示した。ロシアは以前、イランにウラン濃縮のロシア国内での委託を提案したが、イランは拒否している。

イランへの濃縮ウラン供給、サウジなど6か国が提案
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071102/1194013219
の続報ですね。うまくまとまらなかったようで。