イラク米兵死者数、最悪の年に=計853人、月別は減少傾向

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071107-00000014-jij-int

 【ワシントン6日時事】ロイター通信などによると、今年1月から11月5日までのイラクでの米兵死者数が計853人に上ったことが6日、分かった。過去最高だった2004年の年間死者数849人を上回り、イラク戦争開戦以来最悪の年になった。

 ロイターによると、5日にイラク西部のアンバル州や首都バグダッド北方のサラハディン州などで計7人の兵士が路上爆弾で死亡した。03年3月のイラク戦争開戦以来の死者数累計は3856人となった。

 米CNNテレビなどによれば、イラクでは今年前半、爆弾テロやヘリコプターの墜落などが相次ぎ、5月の月間米兵死者数は126人に上っていた。しかし、6月に3万人規模の増派作戦が本格化して以降、月別の米兵死者数は減少し、10月の死者数は39人だった。

増えたと言えば増えたし減ったといえば減ってるんですね。こんなこと↓言ってたのに嘘じゃんと思ったんですけど、嘘とも言い切れないですね。
イラク増派成果を強調 米大統領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071104-00000038-san-int

 ブッシュ米大統領は2日、サウスカロライナ州で講演し、10月のイラク駐留米軍の死者数が過去19カ月で最少になるなど、米軍増派の「成果が出ている」と強調した。米議会の付属機関、政府監査院(GAO)の10月末のまとめでも、米軍、民間人への攻撃回数は減っている。この傾向が続くか不透明な要素も多く、大統領も宗派・民族対立の解消、経済再建など課題が残っていると認めた。

 大統領は、増派戦略が本格化した6月以降、路肩爆弾による攻撃が半減し、イラク治安部隊が18県中8県で、治安に責任を担っているとも語った。(ワシントン 有元隆志)