米中、軍事ホットライン設置で合意 対話路線が成果

http://www.asahi.com/international/update/1105/TKY200711050266.html

 ゲーツ米国防長官は5日、就任後初めて訪問した中国・北京で曹剛川国防相と会談し、両国が軍事交流を進める上の懸案となっていた直通の軍事ホットラインを設置することで合意した。米国は以前から設置を求めてきたが、中国側が同意していなかった新華社によると、中国が他国の国防省との間でこうした回線を設けるのは初めてで、対話路線が一定の成果を生んだ形だ。

 ロイター通信によると、設置の具体的な時期は未定。今後、技術面の詳細を当局間で詰めるとしている。

 米国は、中国の軍事力について、実際の軍事費は公表されている国防予算を上回っているはずだと指摘し、透明性の拡大を求めている。米国防総省のサイトによると、訪問に同行している同省高官は「軍事力を増強しても構わないが、そうした能力を何に使おうとしているのかを中国が表明することが平和に寄与する」と述べ、軍事力増強の背後にある「意図」についての意思疎通を明確にして、誤解に基づく対立の激化や偶発衝突を回避できるような信頼醸成措置の確立を求める考えを示していた。

 米中両国の軍事交流は01年の米中軍用機接触事故以降、長年冷え込んでいたが、昨年後半以降、両国の制服組トップがそれぞれ訪問するなど、改善の兆しが出ていた。

確かに以前
米提案の軍ホットライン 中国慎重、でも少し前進?
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070324/1174722667
というのがありました。

偶発衝突を回避、自衛隊―中国軍ホットライン創設へ
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070416/1176723398
自衛隊も今秋に向けて話が進んでたと思ったんですが、見た記憶がないですね。どうなったのかな。