台湾、「南沙」諸島に軍用空港 領有権争い 中台緊張も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071110-00000084-san-int

 【台北=長谷川周人】台湾が1946年から実効支配する、南シナ海のスプラトリー(中国語名・南沙)諸島最大の島、「太平島」(約48万平方メートル)で建設中の軍用空港の完成が秒読み段階に入った。空軍部隊の常駐も視野に入れた空港建設は領有権を主張する中国などへの軍事プレゼンスとなり、今後南沙をめぐる中台の緊張が高まる可能性がある。年内にも陳水扁総統が現地を視察する、との情報もある

 台湾は46年に初めて太平島に兵員を駐留させ、2005年秋に島を管理する海岸巡防署(海保)の常駐職員への物資補給などを理由に陸軍兵力を投入して空港建設に着手した。計画では12月中に滑走路が完成し、C130輸送機による物資の補給拠点となる。さらに航空燃料補給基地など付帯施設を整備すれば、空軍のミラージュ戦闘機や早期警戒機E2Tなどの配備にも道を開く。

 台湾の李天羽国防部長(国防相)は今月4日、国防部長としては陳政権発足後初めて、建設が最終段階に入った軍用空港の滑走路を視察した。海軍のフリゲート艦で現地入りした李部長の訪問は陸軍工兵部隊の表彰や慰問が名目だが、演説では南沙における実効支配力をアピール、急速な軍備増強を図る中国を牽制(けんせい)した。

 李部長は、台北帰着後に行った立法院(国会)国防委員会での答弁でも、将来的には空軍部隊の常駐を視野に入れていることを表明。台湾メディアに「今やらなければ、将来必ず後悔する」と述べ、空港建設の戦略的な位置付けを、常駐職員への「人道措置」から「主権確立」へと格上げする方針を強調した。

 台湾は来年3月に総統選を控えており、陳政権に近い国防関係筋によると「政権は12月にも総統の現地視察を含む南沙をめぐる政治判断を下すだろう」という。

スプラトリー諸島、台湾からずいぶん遠い感じがしますが、Wikipediaによると

一般の人が普通に居住できる環境ではなく、島そのものにはほとんど価値がないが、海洋・海底資源がみこめる。そのため中華民国中華人民共和国ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイが領有権を主張している。現在、島を実効支配しているのは中華民国中華人民共和国、フィリピン、ベトナムなどである。

前も書きましたが、
「中国の衛星破壊」米議会分析 台湾有事で米軍阻止狙う
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070515/1179236965
では

(ry
中国側には07年にも台湾への武力行使を余儀なくされる可能性が高いとする見方があり
(ry

とかもあって無事に2007年過ぎて欲しいと思うわけですが。