中国から独立目指し軍事訓練、新疆の活動家5人に死刑判決

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071112id21.htm

 【香港=吉田健一】12日付の香港紙・星島日報などによると、中国・新疆ウイグル自治区カシュガルの中級人民法院(地裁)は9日、テロリスト訓練基地を設けるなどテロ活動を準備したとして、ウイグル族の独立活動家5人に国家分裂罪などで死刑判決(うち2人は執行猶予付き)を言い渡し、別の活動家1人を無期懲役とした。

 同紙などによると、6人は2005年8月から今年1月にかけ、募集した数十人に訓練基地でテロ訓練などを実施。また、爆薬16キロ・グラム、手製の手投げ弾67個、自爆用爆弾2個を違法に所持していたとされる。

 警察当局は今年1月、カシュガルから百数十キロ・メートルの山岳地帯にあった独立派の訓練基地を急襲、テロリスト18人を殺害したと発表しており、6人はこの際に逮捕されたと見られる。

 同自治区では、イスラム教徒のウイグル族独立運動を続けており、来夏の北京五輪を前に中国当局が警戒を強めている。

(2007年11月12日19時51分 読売新聞)

ちょっと前にこういう↓記事があったんですが、これに合わせてきたんでしょうか。
在米ウイグル人活動家が来日、北京五輪反対運動を表明
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071109id25.htm

 人権活動家の在米ウイグル人ラビア・カーディルさん(60)が初来日し、9日、東京都内で記者会見した。

 カーディルさんは、中国当局が「テロとの戦い」を名目に西部の新疆ウイグル自治区ウイグル族への弾圧、迫害を強めていると非難した上で、2008年8月の北京五輪開催に反対する運動を繰り広げる考えを表明した。

 カーディルさんは会見で、ウイグル族漢民族同化政策が強化されていると批判。ウイグル族の16〜25歳の未婚女性を沿海部都市に「安価な労働力」として強制移住させているほか、小学校から大学まで、ウイグル語を使わず中国語だけで授業を行っている現状を明らかにした。

 今年5月からは、ウイグル族の海外渡航を制限。政治的迫害を受けて同自治区から逃亡したウイグル族は、「上海協力機構」などを通じて連携を強める中央アジアの近隣諸国によって中国に強制送還され、投獄されていると訴えた。

 さらに、「北京五輪で人権侵害は強まる」と指摘し、各国の人権団体に呼びかけて開催反対運動を展開する考えを示した。

 カーディルさんは同自治区アルタイ出身。共産党員だった時期もあるが、人権擁護活動を展開したため、1999年から2005年まで投獄された。同年3月に米国に亡命。現在は、米議会などで中国の人権侵害の実態を訴えている。

(2007年11月9日22時12分 読売新聞)

時期的にどうなんですかね。ウイグルの母はもう帰ってるんでしょうか。帰ってなければ何か言いそうですが。