元女性高官同士の代理戦争 香港立法会補選が白熱

http://www.asahi.com/international/update/1116/TKY200711160001.html
とりあえず香港民主化の方の立候補者のところだけ太字にしました。

 来月2日に投開票される香港立法会(議会)の香港島選挙区の補欠選挙が白熱している。英植民地時代から8年間、政府ナンバー2だった陳方安生(アンソン・チャン)氏(67)と、警察や入管など治安部門を統括する保安局長だった葉劉淑儀(レジーナ・イップ)氏(57)の事実上の一騎打ち。著名な元女性高官同士の戦いは民主派と親中派の代理戦争の様相だ。

 ともに無所属での立候補だが、陳方氏は民主派主要政党、葉劉氏は親中派政党の支持を受ける。

 「私は彼女より10歳若く、中国政府とも意思疎通できる」(葉劉氏)。有権者は候補者の人格を見極めて投票できるはず」(陳方氏)。両者は激しい舌戦を展開する。

 最大の争点は、基本法憲法に相当)で実施を定める全面的な直接選挙導入の時期。両氏は「(次回行政長官選挙がある)2012年での実現をめざす」点で一致する。だが「政府が説明しない以上、これ以上引き延ばす理由はない」とする陳方氏に対し、葉劉氏は「中国政府の承認が前提。むやみに急いで社会を分裂させるべきではない」との立場だ。

 民主派はカリスマ性のある陳方氏を担いで「停滞する民主化論争を盛り上げ、18日の区議選や来年の立法会選に勢いをつけるねらい」(宋立功・城市大首席講師)。親中派は「知名度で陳方氏に対抗できる数少ない人材。相手の勢いをそぐのが葉劉氏の仕事だ」(中国共産党関係者)。

 「次の行政長官候補」の待望論もある陳方氏は負けられない戦い。一方の葉劉氏は「世間は彼女が優勢と見ている。失うものはない」と不敵だ。

 2氏のほか弁護士など6氏が立候補。世論調査では陳方氏が40%超の支持を守るが、葉劉氏が一時4%差まで追い上げるなど緊迫している。

とりあえず中国民主化して欲しいんですけどね。まずは香港ぐらいでも。