南米で「最後」のナチ戦犯追跡=「死の医師」発見に意欲−ユダヤ団体

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071129-00000104-jij-int

 【サンパウロ28日時事】イスラエルの反ユダヤ活動監視団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は28日までに、逃亡ナチス戦犯を追跡する「ラスト・チャンス作戦」を南米で開始することを明らかにした。同作戦は2002年にバルト3国で開始され、これまでに欧州で多くの容疑者を摘発した。

 アルゼンチンかチリには、強制収容所での人体実験で多くのユダヤ人を虐殺して「死の医師」と呼ばれ、同センターが最重要戦犯リストの第2位に挙げるオーストリア人医師アリベルト・ハイム容疑者が潜んでいるとされる。生きていれば93歳の同容疑者について、同センターは約46万ドル(約5060万円)の懸賞金を設定。イスラエル事務所の責任者ズロフ氏は「もしハイムしか見つからなかったとしても、この作戦に価値はある」と同容疑者発見に執念を燃やした。 

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うーん93じゃ生きてないと思うけど、ホロコーストに真っ向から反対意見が出てくるような状況に対しては価値があるんでしょうね。