援助なんて要らない! エリトリアの自立政策

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071130-00000000-cou-int

11月30日12時2分配信 COURRiER Japon + hitomedia

「国際援助がいったい何をしてくれた? 
そんなものは、自国の発展を妨げるだけだ。わが国は、国際支援団体の奴隷になっている他のアフリカ諸国のような真似はしない」

国際援助に強い不快感を示すのはアフリカの小国、エリトリアのアフェウェルキ大統領だ。

アフリカの中でもとりわけ貧しい国であるエリトリアは、援助を拒む余裕などないはずだが、昨年だけで200億円以上に及ぶ援助を断った。マルクス主義を信奉している同大統領は、今は援助に頼らずに辛抱して、自立の努力をすることこそが国家の発展に結びつくと信じ、93年に大統領に就任して以来、確固とした姿勢で自立政策を推進してきた。

05年に本腰を入れ始めたこの政策は意外に上手くいっている。飢饉や病気の蔓延(まんえん)もなく、国連の調査でも、同国の健康指数は近隣諸国を上回る水準だ。「アフリカで最も冒険的な社会経済政策」と言えなくもない。

だが国際的には、その孤立政策と、近隣や西側諸国に対する好戦的姿勢のために評価されていない。かつて大統領を「アフリカのジョージ・ワシントン」と評した米国では今やその独裁的な支配体制を指し「アフリカの金正日(キムジヨンイル)」と呼ぶ声も聞こえる。

食糧援助を断るという厳しい政策は、国民の自立心を促すためで、実際、農夫たちも懸命に働くようになったというが、ここ数年、食糧事情が安定しているのは好天候のおかげだ

政策のほころびも見え隠れする。鎖国政策のおかげで国民は慢性的な物資不足に悩まされているし、先日はコカ・コーラ社がシロップを買う外貨不足を理由に、閉鎖を余儀なくされた。街中には、初めてホームレスも現れ始めたという。国民の不満を他所(よそ)に、同大統領は、いま犠牲を払うことで、必ずや将来への道が開けると信じて疑わない。

エリトリアは今日のほかのエントリ、
日本37位、最下位はエリトリア報道の自由度ランク−国境なき記者団
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071201/1196515040
にも出てきましたし、
エリトリア>米がテロ支援国家指定を検討 ソマリア紛争で
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070820/1187607329
でも出てきました。まぁ反欧米で頑張ってるって事なんですかね。
しかし、
<農業生産量>アフリカで激減の危機 WFP事務局長が会見
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071016/1192545333
とあったので、アフリカの食糧事情は悪くなっているとばかり思っていましたが、大丈夫なんですかね。