仏大統領、アルジェリアと原子力協定 植民地時代の謝罪せず

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071206-00000065-san-int

 【コンスタンティーヌアルジェリア)=山口昌子】フランスのサルコジ大統領は5日、3日間にわたる旧植民地のアルジェリア公式訪問を終えた。両国は核エネルギーの平和利用協力を含む総額73億ドル(約8000億円)以上の投資・協力協定を締結した。サルコジ大統領は滞在中、一般的な植民地制度を「不正だ」と非難したが、アルジェリアが要請していた仏植民地時代(1830〜1962年)に関する直接の謝罪はしなかった。

 協定には研究や技術移転、発電やウラン採掘などが含まれ、6月に米国がアルジェリアと結んだ議定書よりも踏み込んだ内容。ただ、実際の協力に際しては欧州原子力共同体(EURATOM)の承認が必要とされる。フランスは今年7月にリビア、10月にモロッコと核協力で合意している。

 大統領は5日、アルジェリア第3の都市コンスタンティーヌの大学で演説し、植民地時代やアルジェリア戦争(54〜62年)に言及し、双方にある「苦痛」は忘れてはならないが、「未来を一緒に見つめよう」と述べた。

 3日の演説でも大統領は、「植民制度は不正」と言明したが、戦争による「双方のすべての犠牲者を誇りにしたい」と述べるにとどまった。

 アルジェリアのゼルーニ内相・地方自治相は、一連の演説について、「良い方向に進んでいるが十分ではない」と述べ、謝罪の言葉が出なかったことに不満をにじませながら、「両国関係が新しいビジョンを持つことの妨げにはならないし、謝罪が必要かどうかは分からない」とも述べた。

 これに対し、アルジェリアの多くのメディアは、あくまで「謝罪」が必要としている

オーストラリアの
「われわれは謝罪する」
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071203/1196684848
というのもありました、日本人も謝罪したい派にせよしたくない派にせよ謝罪というのは考えざる得ないでしょうが。

サルコジ大統領は、前も
仏大統領、アフリカ訪問 植民地政策は「過ち」、謝罪は拒否
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070729/1185710544
ですね。