イスラエル警察相、逮捕懸念し訪英断念 ガザ空爆に責任

http://www.asahi.com/international/update/1207/TKY200712070274.html

 イスラエルのデヒテル警察相が、英国で逮捕される可能性があるとして訪英を断念したことが6日、明らかになった。02年のパレスチナ自治区ガザに対する空爆で多数の市民が死亡した事件の責任を問われることを懸念した。イスラエルでは軍幹部が海外渡航をする際、国際人道法に違反した疑いで訴追される可能性がたびたび浮上しているが、閣僚の外国訪問が中止に追い込まれたのは初めてと見られている

 イスラエルの報道などによると、デヒテル警察相は国内治安機関シャバクの長官だった02年7月、ガザでイスラム過激派ハマスの軍事部門司令官を空爆で殺害する計画の指揮命令に関与した。空爆は住宅密集地に対して強行され、周辺の女性や子供ら計14人の市民も巻き添えで死亡した。

 デヒテル警察相は中東和平をめぐるシンポジウムに招かれていたが、パレスチナイスラエルの人権団体が英国の法律事務所と協力して訴追を準備しているとの情報があったため、訪英を断念したという。

 この事件では、当時のイスラエル軍参謀総長が昨年末にニュージーランドを訪問した際、逮捕状が用意されていた。ただ、同国政府の政治的配慮で執行されなかった。

こういう国ってぶっちゃけどーなのよ。