【グローバルインタビュー】日本はミクロネシアの伝統の一部1

http://sankei.jp.msn.com/world/asia/071216/asi0712161102001-n1.htm
4連です長いです。

 ミクロネシア連邦のエマニュエル・マニー・モリ大統領が来日して東京都内で産経新聞と会見、太平洋・島嶼(とうしょ)国地域での中国の影響力増大に警戒感を示し、同地域の国々が中国と台湾の外交合戦に翻弄(ほんろう)される状況は今後も続くとの見通しを明らかにした。日本については、気候変動問題での指導力に期待を表明した。(田北真樹子)

 −−太平洋・島嶼国地域での日本と中国の存在をどう認識しているか

 「中国はこの地域に登場して新しい。日本は太平洋地域で長い間、プレーヤーとして存在してきた。日本とミクロネシア連邦の関係は極めて近い。私たちは政治、文化、言葉など日本にかかわるあらゆるつながりを大切にしている。日本料理のレストランもあり、日本人の名字を持つ人も多い。日本は私たちの伝統の一部になっている。

 これほど近い日本と、そうでもない中国を比較することは難しい。経済面に関していえば、日本経済は回復の途上であるのに対し、中国は成長過程にある。中国はこの地域で積極的なプレーヤーとして認知されている。日本経済が順調なままであったら、日本も同等の存在だっただろう。覚えておいてもらいたいのは、日本は軍事的な姿勢を取っておらず、とても平和的な国である点だ

続く