<アフガン>カルザイ大統領がパキスタン訪問、関係修復へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071227-00000028-mai-int

 【ニューデリー栗田慎一】アフガニスタンカルザイ大統領は26日、パキスタンイスラマバードを訪問し、ムシャラフ大統領と会談した。今年1月以降、アフガンの治安悪化をめぐり責任を押し付けあった両国だが、共同記者会見では「パキスタンからアフガンへの過激派の越境が著しく減っているとの認識で一致した」として、関係修復を印象づけた。ただ過激派の攻撃が今月中旬以降、パキスタン側で急増しており、「自爆テロの主戦場」が同国に移った可能性が指摘されている。

 パキスタンでは今月15日の非常事態宣言解除の直前から、アフガン国境付近で軍を狙った自爆テロが相次ぎ、計約70人が死亡した。その一方で、アフガンの首都カブールでは10日以上も自爆テロが起きておらず、市民は久しぶりに平穏な年末を迎えようとしている。

 カルザイ大統領の訪問に先立ち、米国のゲーツ国防長官は「(国際テロ組織)アルカイダパキスタンの部族支配地域で組織を再構築し、活動を強化している」と警告した。ムシャラフ政権が拒否し続けるパキスタン国内での米軍の軍事活動を認めるよう迫ったものとみられる。

 カルザイ大統領にとって、来年1月8日の総選挙を前に訪問した理由は、文民大統領に転換したムシャラフ大統領にいち早く会い、支援を表明することにあった。カルザイ大統領は今夏以降、「治安の回復には隣国の支援が必要」と公言し、米国の意向に反してイランなど近隣国との関係改善を急いでいる。

 両大統領は会見で、「両国民はテロに苦しみ、生活を破壊されてきた」と語り、協力してテロ対策に当たる考えを改めて訴えた。

パキスタン大統領、方針転換 平和会議出席へ(とその関連記事)
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070814/1187049681
あたりから、以前は公式の場で会っても、握手もしなかったと言うムシャラフ大統領とカルザイ大統領が関係改善に動いていましたが、最近ではパキスタンの方が情勢が悪いようで、
2chのスレ
パキスタン【中朝露印アフガンアルカイダ
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1127494361/
では英語ニュースとその要約を挙げてくれてる人がいて、情勢が悪いのは分かっていたんですが、ついにブット元首相が犠牲になってしまいましたね。こういうサイトをやっていると必然的に人の死のニュースには触れるわけで、偉い人が亡くなったから神妙になるというのも変な感じですが、ご冥福をお祈りします。

現地では早速暴動など荒れているようです。
ブット氏暗殺で暴動=支持者が当局に怒り−パキスタンhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071228-00000009-jij-int

 【ニューデリー27日時事】AFP通信によると、パキスタンのシンド州ジャコババードで27日、裁判所や銀行などが焼き打ちされた。ジャコババードは親ムシャラフ大統領派のソームロ選挙管理内閣首相の地元で、野党指導者のブット元首相が暗殺された後、群衆が通りに出て抗議行動を展開。ソームロ氏の親族の所有するビルも焼かれたほか、道路や鉄道が群集に封鎖された。

 ブット氏の暗殺はイスラム過激派の仕業である可能性が大きいが、同氏支持者の間では、大統領側の政治的意図から、治安当局がテロをあえて見逃したとする声が出ている。 

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しかしブット氏帰国直後のテロ
ブット元首相も帰ったとたんに大変なことになったようで
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071019/1192797572
でも実行犯については見なかったような気がするんですが、今回はどうなるでしょうか。