イラクのテロ、6割減=北部は治安悪化−多国籍軍司令官

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071231-00000023-jij-int

 【ニューヨーク31日時事】米軍は、イラクにおけるイスラム教過激派などによるテロ攻撃の頻度が、2007年6月時点に比べ60%も減ったと主張している。イラク駐留多国籍軍のペトレアス司令官がバグダッドで語った内容を30日付の米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。

 同司令官は、自動車爆弾や自爆といった周囲に与える被害が大きい攻撃も、07年3月比で約6割少なくなったと指摘。多国籍軍関係者や民間人の犠牲者も大幅に減ったとして、駐留米軍増強による治安改善を強調した。

 しかし、国際テロ組織アルカイダの活動が活発なイラク北部のニネベ州ではテロがやや増加していると認めた。

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トルコ・イラク国境の地図
イラク北部というとクルド人自治区で、クルド人自治区は比較的治安がいいといわれていたと思ったのですが、情勢変わって来てるんですかね。

ググって見るとニネベ州はクルド人と関係はあるようなんですが、県内の非クルド人地域と言うものがあるんですね。
2005/11
イラク・ニネベ県での投票不正の実態が明らかに
http://www.news.janjan.jp/world/0511/0511285671/1.php

【ワシントンIPS=ガレス・ポーター、11月4日】

 イラクの米軍が集めた情報、および非政府組織がイラクの独立筋から集めた情報によって、10月15日に行なわれたイラク憲法国民投票の鍵を握るニネベ県において、クルド人支配の当局が組織的に不正投票を行なった実態が初めて明らかになった。

 これらの情報によると、クルド民主党(KDP)がニネベ県の住民でないクルド人をバスに乗せ、県内の非クルド人地域の投票所を回って投票を行なわせた。また、恐怖と脅しの雰囲気を作り出すことによって、ニネベ平原における新憲法反対票を減らそうとした。さらに、情報を信じる限り、投票総数が水増しされたというスンニ派の指摘も正しかったということになる。

 憲法案は、イラク独立選挙管理委員会(IECI)がニネベ県の投票結果を確認したのち、10月25日に正式承認の運びとなった。ニネベ県においては、スンニ派が55%の憲法案反対票を集めた。新憲法案否決のためには、18県中3県以上で3分の2以上の反対票を集める必要があったが、ニネベ県の結果はこの反対票3分の2に達することがなかった。

 米軍が10月15日から19日までの間に集めた情報は、直接の引用をしない、情報を提供した米軍の部隊名を明かさない、との条件付でIPSに対して提供された。

 ニネベでNGOが集めた現地情報は、ワシントンの「イラク・持続可能な民主主義プロジェクト」のマイケル・ユーアッシュ代表が入手し翻訳したものである。報復の恐れがあることから、IPSに提供された文書の中には、そのNGOの名前は書かれていなかった。

(ry

以下消えていたら魚拓参照
http://s03.megalodon.jp/2008-0101-0500-05/www.news.janjan.jp/world/0511/0511285671/1.php

Wikipediaイラク
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF
で調べてみると
Wikipediaのイラクの地図
見ると14番の

ニーナワー県 - 県都:モースル (「マウシル」とも)

で、ニーナワー県もWikipediaに項目があって

ニーナワーの名は、アッシリア統治時代の都市名ニネヴェに由来する。

で、これがニネベみたいですね。上のクルド人自治区とは重なってないようです。

ていうか県都:モースルってモスルですよね。だとするとシーア派のモスクで自爆テロがあったところですね。クルド人の問題もありますが、スンニ派シーア派が争ってたところですね。

というか「イラクイスラム国」があるところですね。とするとアルカイダが実効支配と言うのもうなずけます。

色々調べてみるとモスルはバグダッドに次いでキリスト教が多いところなんですね。そちらの方の問題もあるようで。