チベット自治区への観光客が60%増、鉄道効果と

http://www.cnn.co.jp/business/CNN200801130025.html

北京――中国の国営・新華社通信は13日、チベット自治区への観光客が昨年、前年比で60%増の約400万人に達したと伝えた。昨年11月に開業2年目を迎えた青海チベット鉄道の効果が大きい。

青海チベット鉄道は、チベット文化圏の青海省西寧とチベット自治区ラサの約1956キロを結ぶもので、標高4000メートル以上の区間も通る。高速鉄道を導入したことで、北京─ラサ間の所要時間は2日間に大きく短縮された。

自治区への観光客増加は経済開発の恩恵をもたらしているが、チベット独特の文化が侵食され、「中国化」が進むとの懸念も地元で出ている。観光客が押し寄せて観光バスが大量に導入され、交通事情の悪化ももたらす弊害も出ている。

新華社によると、自治区と中国の他地域の物流の約75%は同鉄道が担っている。

中国政府はチベット族の独立をうかがう動きに神経もとがらせている。11月にはチベット僧侶3人が公安当局に拘束されて住民が反発、公用車を破壊、武装警察と衝突した事件なども伝えられている。

中国軍部隊は青海チベット鉄道を使っており、人民解放軍当局者は鉄路での兵士輸送は今後、空路、陸路に代わり主要な手段になる、とも述べている。

これは日本で言えば日露戦争時のシベリア鉄道にも似た恐怖ですかね。チベットもぽつぽつ書いてるんですけど、チベットの検索結果↓をどうぞ。
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