南シナ海、波高し 「海底油田10億バレル」資源の宝庫めぐり緊張高まる

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080122-00000009-fsi-bus_all
FujiSankei Business iに図があるのでそっちから。
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200801220003a.nwc
FujiSankei Business i. 2008/1/22


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 ■中国「三沙市」を指定/台湾総統、南沙初訪問を計画/ベトナムは反中デモ

 海底油田など手つかずの資源が眠っている南シナ海の係争地、南沙(英語名スプラトリー)諸島や西沙(同パラセル)諸島の領有権をめぐり、中国や台湾、ベトナムなどの間で緊張が高まっている。南沙に空港を建設していた台湾が、陳水扁総統の同諸島訪問を計画していることが21日、明らかになった。南シナ海では中国が昨年11月、行政区「三沙市」を指定するなど主張と実効支配が入り乱れており、ベトナムでは異例の反中デモも発生。中越の船舶同士の銃撃トラブルも起きた。

 (河崎真澄)

 ≪戦略的な海域≫

 南シナ海終戦まで日本軍が占領し、東沙には軍用滑走路も建設していたが、敗戦後に日本が領有権を放棄。その後の帰属があいまいだったため領有権紛争の絶えない海域となった。しかし一説には、南シナ海には可採埋蔵量10億バレルという海底油田や、有望な漁場などが未開発のまま残されている。また日中台韓など東アジア各国にとり、貨物船やタンカー通過などシーレーンとして戦略的な海域になっている。

 このため南シナ海中国、台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシアとブルネイの6カ国・地域が海域全部、または一部の領有を主張し、兵員を配置して実効支配する島々が入り乱れている。

 2002年11月には中国とASEAN東南アジア諸国連合)の首脳会談で「南シナ海における関係国の行動宣言」が署名され、その後、関係国が領有権棚上げによる海底油田の共同開発を協議しているが、主張の差が大きく、具体的な計画立案には至っていない。

 ≪「船舶銃撃」も≫

 台湾紙、聯合報によると、陳総統は台湾が実効支配している南沙諸島最大の太平島に、軍のC130輸送機で訪れると報じた。台湾の南西約1600キロに位置する太平島の面積は0・4896平方キロ。約100人の海岸巡防署職員が駐在しており、補給目的で同署が滑走路を建設中だった。

 1946年から支配下に置く台湾として領有権をアピールするほか、3月の総統選に向け、台湾独立路線の与党、民進党候補の謝長廷・元行政院長(首相)を支援する狙いもある。総統府は「総統は旧正月前に毎年さまざまな部隊を訪問している」と説明した。実現すれば台湾総統として初の南沙諸島訪問となる。

 台湾は南沙のほか東沙諸島などを南部の「高雄市」の行政範囲として番地も定めている。これに対抗し中国は昨年、海南省が「三沙市」と行政区分を発表。北京政府もこれを承認した。その中国の動きに反発したベトナムで昨年12月、ハノイの中国大使館前などで抗議デモが発生。さらに今月7日には、南シナ海北部で中国漁船がベトナムの船舶から銃撃を受けたとされたが、ベトナム側は銃撃を全面否定した。

台湾は
台湾、「南沙」諸島に軍用空港 領有権争い 中台緊張も
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071110/1194661642
とやっていましたね。

中国は
領有権係争の西沙に「野菜生産基地」…中国が実効支配強化
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070826/1188139553
とやってましたね。
かなり大変なようです。