人権問題勝負は中国が不戦勝

http://nwj-web.jp/periscope/20080305.html#p2

 北京オリンピックの開幕まであと5カ月。アメリカの映画監督スティーブン・スピルバーグが芸術顧問を辞任するなど波乱はあったものの、中国は人権問題で貴重な勝利をあげたようだ。

 最近になってニュージーランドやベルギー、イギリスが自国の代表選手に、法輪功チベットを擁護する発言をすることや、ダルフール問題に抗議するバンドを着用することを禁止した。違反すれば大会から追放されるおそれもある。

 過去には68年のメキシコ五輪で、アフリカ系アメリカ人選手2人が表彰台で黒い手袋をした拳を掲げて黒人差別への抗議をし、IOC国際オリンピック委員会)に追放されたこともある。だが今ではIOCから処分される前に、選手の側で自制心が働くようだ。

 中国の影響力には、メディア王のルパート・マードックでさえ屈するほど。マードックは中国での商機を得るため、傘下の出版社の中国批判本を発行中止にしたうえ、中国政府の「道徳的価値観」を称賛した。スポーツ選手をはじめ誰もが、中国を怒らせたら後が怖いと思っているらしい。

北京五輪代表に政治発言禁止方針撤回 英委が人権団体の批判で
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080213/1202911186
で英国は政治発言禁止を撤回したと思ってましたが、実際どっちなんでしょうね。しかし中国の力はすごいようです。