イスラエル、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地拡大を決定

* 2008年03月10日 10:48 発信地:エルサレム/イスラエル


パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のギバットゼーブ(Givat Zeev)ユダヤ人入植地(奥)と、パレスチナ人のデモ行進を監視するイスラエル国境警備隊(2008年2月21日撮影)。(c)AFP/ABBAS MOMANI

【3月10日 AFP】イスラエル建設省は9日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のユダヤ人入植地を拡大する計画をエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相が承認したと発表した。ギバットゼーブ(Givat Zeev)入植地に住宅750戸を増設するとしている。

 これに対し、パレスチナ自治政府のサエブ・アリカット(Saeb Erakat)交渉局長は、「イスラエルは和平交渉を決裂させ、国際社会の取り組みを台無しにしようとしていると受け止めている」として、イスラエル政府の決定を「最も強い言葉で非難する」と述べた。(c)AFP/Jacques Pinto

今のところ、あまり報道ないようですが、イスラエル言い訳してるようですね。
イスラエルヨルダン川西岸に入植住宅750棟を建設へhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080310-00000024-yom-int
記事は読売から
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080310-OYT1T00312.htm

 【エルサレム=三井美奈】イスラエル政府は9日、ヨルダン川西岸にあるユダヤ人入植地ギバトゼエブ(人口約1万人)に、新たに750棟の住宅を建設する計画を明らかにした。

 和平案「ロードマップ(行程表)」はイスラエルに入植凍結を義務づけており、パレスチナ側は「和平プロセスを損なう行為」と強く批判。イスラエル側は、「計画は約10年前に決定され、その後、凍結されていたのを再承認しただけだ。新規入植に当たらない」と反論している。住宅計画は、新たな火種となりかねない。
(2008年3月10日12時01分 読売新聞)

えーそうですか(棒読み)。他社はほかの事書くので忙しいのかな。
朝日新聞
イスラエルのガザ封鎖「強く懸念」 緒方JICA理事長
http://www.asahi.com/international/update/0310/TKY200803100052.html

 国際協力機構(JICA)の緒方貞子理事長は9日、訪問先のパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のエリコで日本人記者団と会見し、別の自治区ガザがイスラエルの境界封鎖などで窮状に陥っていることについて「強く懸念している」と語った。

 イスラエルは、イスラム過激派ハマスが支配するガザへの物と人の出入りをほとんど止めている。緒方理事長は「飢餓が起きない程度の食料は入っているが、医薬品は一部だけで、電気も不足している。人々をああいう状況に追い込んでもいいのか、どうか」と疑問を呈した

 イスラエルはガザ封鎖の理由の一つに、ハマスなどが続けるイスラエルへのロケット弾攻撃を挙げている。オルメルト首相は「ロケット弾攻撃が続く限り、ガザ住民にも楽な生活はさせない」と断言。国連や国際人権団体は「ロケット弾と関係のない住民を巻き込んで苦しめる集団制裁で、国際人道法に違反する」と非難している。

ん?これ↓の続報ですかね。
ガザ情勢で懸念表明=イスラエル外相と会談−緒方JICA理事長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080307-00000003-jij-int

 【エルサレム6日時事】イスラエル訪問中の緒方貞子国際協力機構(JICA)理事長(元国連難民高等弁務官)は6日、商業都市テルアビブでリブニ外相と会談した。関係者によると、緒方理事長はこの中で、イスラエルの厳しい封鎖で悪化したパレスチナ自治区ガザの人道状況に対する懸念を表明した。

 これに対し、イスラエル側は食料や医薬品のガザへの搬入は認めていると指摘。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが人道状況の悪化を誇張している面があるとの認識を示した。

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イスラエルネタもう一個あったのでそっちは別に書きます。