メタンハイドレート商業化など、政府が海洋基本計画を決定

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080318-00000021-yom-pol
読売新聞の方が長そうなのでそっちの方を。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080318-OYT1T00352.htm

 政府は18日午前の閣議で、総合海洋政策本部(本部長・福田首相)がまとめた海洋基本計画を決定した。

 昨年7月に施行された海洋基本法に基づくもので、
〈1〉新しいエネルギー資源として注目されるメタンハイドレートを10年後をめどに商業化
〈2〉日本籍船数を2008年度からの5年間で倍増
〈3〉排他的経済水域EEZ)での外国船の無断調査に対応するための法整備検討
――などが柱だ。

 基本計画は、各省庁が縦割りでばらばらに行ってきた海洋政策を一元的に推進しようとするものだ。海洋資源の開発・利用、海洋交通の安全確保、環境保全など12項目にわたり、2008〜12年度の5年間で取るべき施策を明記した。

 具体的な施策としては、エネルギー・鉱物資源について、「他国の資源政策に影響されない安定的な資源供給源を持つための取り組みを進める必要がある」とし、日本のEEZでの当面の探査・開発の対象を、石油、天然ガスメタンハイドレート及び海底熱水鉱床とした。

 メタンハイドレート海底熱水鉱床については「今後10年程度をめどに商業化を実現」することを目標に掲げた。確実に推進するため、関係省庁の連携の下、「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」を08年度中に策定することも明記した。

 領海などでの不審な外国船の規制や、EEZにおける外国船による科学調査が無断で実施された際の対応などについては、法整備に向け検討することも盛り込んだ。

 EEZについては、中国が東シナ海で進めている天然ガス田開発など、権益の主張が重複する海域もあるが、「我が国の権益を確保すべく、国際ルールに則して解決を追求する」と明記した。
(2008年3月18日12時07分 読売新聞)

重要なのは国際ルールに則してというところですね。
ガス田問題 「裁判なら日本が勝つ」 中国高官、不利認める
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080318/1205789849
ともありましたからね。